シナモンは、日本人にもなじみのあるスパイスだと思います。
わが家でもハニートーストやホットケーキなどに使うのですが、ワンパターンになりがち・・・
シナモンだけを使って、もっといろいろ作れるものがないか調べてみました。
簡単なレシピと、ちょい足しアレンジを紹介します。
【シナモンの特徴】独特の甘い香り
シナモンはニッキとも呼ばれ、日本でもわりとポピュラーなスパイスですね。
京都の名物である八ッ橋にも使われているので、口にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
シナモンもあまり辛くないスパイスで、スパイシーな中に独特の甘い香りがすることから、「スパイスの王様」と呼ばれることもあるそうです。
また、シナモンにも健康と美容によいうれしい効能があることが分かりました。
【シナモンの効能】生活習慣病からアンチエイジングまで!
クスノキ科の樹皮から採れる甘く香り高いシナモンは、桂皮という名前で生薬としても用いられます。
古代エジプトでは、防腐作用があると考えられていたことからミイラ作りや儀式などに使われていました。
日本では、奈良時代には中国から伝わっていたそうで、正倉院にシナモンが保存されています。
また、伝統医学で長く使われてきた歴史があり、フラボノイドが多く含まれることから抗酸化作用、アンチエイジング、生活習慣病、脂肪燃焼、コレステロール値や血糖値を下げる、血圧を下げる、気管支炎など、実にさまざまな効能があるんです。
血管を広げ、体の中から温めてくれる効果はショウガよりも高いといわれているので、冷え性の方にはおすすめですよ!
【シナモンの簡単な使い方】まずはカボチャで簡単なおつまみを!
シナモンといえば、フレンチトーストやホットケーキなどにかけたり、飲み物に入れるのが一番簡単な使い方。
お菓子作りにも欠かせませんが、ちょっとハードルが高いですよね・・・
シナモンは、さつまいもやカボチャのような甘みのある野菜と相性がいいので、まずはカボチャを使った簡単なものからトライしてみましょう!
【フライパンひとつで簡単!カボチャのバターソテー】
レンチンしてフライパンで焼くだけの簡単レシピです!
【材料】(2~3人分)
・カボチャ 1/4
・バター 10g
・シナモンパウダー 少々
・塩 少々
・コショウ 少々
【作り方】
①カボチャを3~5ミリくらいのスライスに切り、ラップをして約3分レンチンします。
②温めたフライパンにバターをひき、①を並べて両面を中火でソテーします。
*レンチンでほぼ火が通っているので、表面に軽く焼き色がつけばOK
③焼き色がついたら、シナモン、塩、コショウを軽くふって味つけしたらできあがり!
想像通り、シナモンとかぼちゃの相性は抜群です!
ちょっとしたおやつにも、お食事の箸休めにもいいですよ。
【大学いも風!さつまいものハチミツシナモン】
シナモンは、甘いさつまいもとの相性もいいんです。
フライパンひとつで、大学いも風のおやつが簡単につくれますよ!
【材料】(2人分)
・さつまいも 250~300g(中くらいの大きさ1本分)
・ハチミツ 大さじ3
・みりん 大さじ1
・しょうゆ 小さじ1/2
・水 大さじ3(45cc)
・シナモンパウダー 小さじ1
・サラダ油 大さじ2
【作り方】
①さつまいもは皮をむかずに食べやすい大きさに切ります。
※1cmくらいの厚さで輪切り、乱切り、スティック状などお好みで!
②フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、さつまいもの両面を焼き色がつくまで焼きます。
③ハチミツ・みりん・醤油・水を加え、フライパンをゆすりながら全体になじませ、水気を煮切るように絡ませたら、シナモンを振ってできあがり!
お好みで黒ごまをかけてもOK
みたらしのタレのような甘辛さの中に、シナモンの香りがいいアクセントになっておいしいですよ!
【甘くておいしいスイーツに早変わり!バナナのシナモンソテー】
バナナを使ったシンプルレシピ。
お子さんはもちろん、大人のスイーツとしてもおいしいですよ!
【材料】(1人分)
・バナナ 1本
・シナモンパウダー 小さじ1/2
・グラニュー糖 大さじ2
*砂糖・ハチミツでもOK
・バター 10g
【作り方】
①バナナの皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
②温めたフライパンにバターをひき、中火で焼き色がつくまでバナナをソテーします。
③シナモンパウダーとグラニュー糖を振り入れてよく絡めたらできあがり!
シナモンパウダーとグラニュー糖を事前に混ぜ合わせて、シナモンシュガーにしておくとまんべんなく絡められますよ。
シナモンの香りと甘いバナナが合う!
スライスしたバナナをソテーすれば、トーストやヨーグルトのトッピングにもなります。
リンゴや桃でアレンジしてもおいしいですよ。
【シナモンのちょい足しアレンジ】
シナモンをもっと簡単に使いたい場合は、ちょい足しです。
ドリンクに入れるのは定番ですが、でき合いのお惣菜にもちょい足ししてみてください!
≪ミルクティーにちょい足しで定番のチャイに!≫
ミルクティーに振りかけるだけで簡単にスパイスティーになります。
カフェラテやココアに振りかけたり、温めた牛乳や豆乳でもアレンジできますよ。
≪かぼちゃサラダにちょい足しは相性ピッタリ!≫
お惣菜のかぼちゃサラダにちょい足しして、パンに挟んでサンドイッチにアレンジも!
≪カスタードプリン≫
濃厚で甘いカスタードプリンにひと振りすれば、ちょっと大人のスイーツになりますよ。
血糖値をおさえてくれるので、甘いものへの罪悪感がなくなります!
≪バニラアイスにちょい足しでアフォガートに!≫
バニラアイスにエスプレッソをかけたイタリアのデザート、アフォガート。
エスプレッソじゃなくても、濃いめのコーヒーをかけてシナモンを振りかければ簡単にイタリアンデザートに早変わり!
≪から揚げにちょい足しでスペイン風に≫
シナモンは肉との相性もよく、スペインには鶏肉を焼くときにシナモンを使う料理があるんです。
お惣菜として買ってきたから揚げにちょい足しして、ちょっとエスニックな風味を楽しんでみてください!
≪豚の生姜焼き≫
肉との相性がいいシナモンは、豚の生姜焼きとも合うんです!
お惣菜を買ってくれば、手軽にちょい足しシナモンを楽しめますよ。
【他にもある!シナモンで作れるもの】
シナモンは、主にインド亜大陸や中近東でよく使われていますが、欧米ではパンや焼き菓子など、さまざまな国でさまざまな料理に使われています。
・アップルパイ(この香りは欠かせません)
・パン(相性バツグン!)
・焼き菓子(クッキーやパウンドケーキなど)
・スペアリブ(豚肉と合います。八角の代わりに)
・チキンソテー(淡泊な鶏肉との相性もいい)
・ホットワイン(ヨーロッパではポピュラー)
シナモンをうまく取り入れて楽しい食卓に!
シナモンは飲み物に取り入れやすいですが、意外な材料の組み合わせでおいしいお料理に変わるんですね。
飲み物に、お惣菜にちょい足しして、毎日少しずつ取り入れてみましょう!
【注意】
※小さなお子様や胃腸の弱い方にはスパイスの刺激が強いので、ご注意ください。
※妊婦さんや授乳中の方は、安全性が確立されていないので医者に相談しましょう。
※持病のある方は、合わないスパイスもあるので医者に相談しましょう。
フシミ
インド亜大陸・中東エリアの魅力に取りつかれ、仕事・プライベートで何度も訪れています。食べることや飲むことが好きで、インドでもお腹をこわしたことがないのが自慢!