【フィンランド旅行記80】ドアコードがないと入れない!タンペレの無人ホテル、オメナホテルの特徴♪
モイ!先ほどまでタンペレの街を一人で歩いていた黒崎です。
街を歩く前に、ホテルに寄って荷物を預けておいたのですが、このタンペレで利用したオメナホテルは、結構特徴があって面白いのでご紹介します。
(面白いだけでなく、ご利用には注意も必要です)
オメナホテルの特徴その① 駅から近いのにリーズナブル♪
▲タンペレ駅から5分くらいの場所
オメナホテルは、フィンランド各地にあるホテルで、通常のホテルより価格が安いのに駅から近くて立地がいい、個人旅行で使うのに適したホテルです)。
このタンペレ以外でも見かけましたが、やはり駅から近かったので、このホテルのコンセプトというか、特徴なのだと思います。食事なしの素泊まりですが、1泊約8,000円というリーズナブルな価格でした。
そして、駅近なのに安いのには、理由があるんです。
オメナホテルの特徴その② フロントにも誰もいない、本気の無人ホテル!
▲オメナホテルには一人もスタッフがいない!
日本には「変なホテル」というホテルがあり、フロントにロボットがいて、人数は少ないもののスタッフもいますが、このオメナホテルは、本当に一人もスタッフがいません。
フロントも含めて全く人がいない(というよりフロント自体がない)ので、ホテルのドアには鍵がかかっています。
そのため、うっかりするとホテルに入れない、なんてことが起こるので注意が必要です。
オメナホテルの特徴その③ 事前の確認が超重要。「ドアコード」がないとホテルに入れない!
▲オメナホテルの入口
普通のホテルは、宿泊情報が書かれた紙やスマホの画面を見せてチェックインできますが、オメナホテルにはフロントがないため、「ドアコード」というものが必要となります。
エクスペディアで予約をしたら、「後からドアコードを知らせます」というメッセージがあり、それがないと部屋に入れない、という説明でした。
でも出発前になっても何も知らせてこないし、エクスペディアに聞いても要領を得ないため、自分でフィンランドに電話して教えてもらいました。
エクスペディアのスタッフには日本語が通じたのですが、全く意図が伝わらなかったのに対し、フィンランドのスタッフは英語で話してすぐに伝わったのが意外でした。電話でコードを教えてくれて、その後すぐにメールもくれたので、安心して出発できた次第です。
▲入館方法の説明書き
ホテルの外には説明書きがあり、以下のようなことが書かれていました。
「お客様の安全で快適なご滞在のために、全てのドアは常にロックされています」←いいえ。スタッフが一人もいないからです。
「ホテルの館内に入るためには、有効なドアコードが必要です」←ドアコードを持たずに来ると、立ち往生します。
「ホテルの入口は、予約機能を備えており、クレジットカードを通してドアを開けられます」←ちょっとハードル高いですね。
一番下にはヘルプデスクの番号があるので、最悪の場合は人に助けを求めることも可能ですが、通りに面したホテルの前で、大きな荷物を抱えて英語で電話するのはイヤですよね。
ドアコードは、出発前に必ず確認しておきましょう。
▲ドアコードを打ち込む操作盤
この操作盤にドアコードを打ち込むと、ホテルの館内に入れます。
あるいは、誰かが中から開けたタイミングなら入れますが、その先には進めません。
▲ホテル内に数歩入ったところ
一歩入るとまた別のドアがあり、ドアコードの打ち込みが必要なので、出る人に紛れて入ってもその先には進めません。
ただ、ここには無料でつながりそうな電話が設置されていました。
ドアコードを2回打ち込んだら、エレベーターか階段で自分の部屋へ
▲階段とエレベーター
ホテルの入口と、その先のドア、計2回ドアコードを打ち込むと、薄暗いエレベーターホールに辿り着きます。
写真で見るより暗く、やけに赤い壁と、武骨で機械がむき出しの黒いエレベーターが、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。
ついに自分の部屋に到着!またドアコードを打ち込んで入室!
▲客室のあるフロア
ガチャガチャと音を立てて動くエレベーターを降りると、普通のホテルの雰囲気となりました。
▲部屋に入る時にもドアコードが必要
そして、3度目となるドアコードの打ち込みを経て、ようやく自分の部屋に入室が叶いました。
ただ、一度やってみれば簡単なので、人のいるフロントでチェックインやチェックアウトを行うより、はるかに短い時間で済みます。
▲部屋の中の注意書き
スタッフがいないので、注意書きは大きく分かりやすく書かれていました。
オメナホテルの特徴その④ 部屋は結構広くて快適♪ただしやたらに赤くて窓は開かない
▲オメナホテルの部屋(結構広い)
今回宿泊した、オメナホテルの部屋です。思ったよりずっと広くて快適です。ただ、保安のためか窓は開きません。
タンペレのオメナは、「とにかく赤く塗ろう」と思ったようで、内装は赤が多用されています。
左の方にも座れるスペースがあるので、この写真で見るよりずっと広く、電子レンジと冷蔵庫が、「どうぞお好きに使ってくださいな」という感じに設置されているのが心強いです。
さて、これで無事にオメナホテルにチェックインできました。
設備のご紹介はまたするとして、向かいにストックマンがあるので、ひとまず夕食の買い出しに行って来ます♪
(この記事の情報は、2018年7月現在のものです)