【フィンランド旅行記65】まん丸コロコロ。木の雑貨がかわいいアーリッカ(aarikka)♪
▲エスプラナーディ公園近くにある、アーリッカの外見
アーリッカの特徴は、とにかく「丸くて」「かわいい」こと!
▲アーリッカの店内(レジまわり)
モイ!普段は特に雑貨類を気にせず暮らしていますが、デザイン王国フィンランドに来た時は、いろいろチェックしてまわる黒崎です。
フィンランドの人気ブランド、アーリッカ(aarikka)は、何と言っても「丸くて」「かわいい」木製雑貨で有名です。
創業者のカイヤ・アーリッカさんが、ドレスに合う丸いボタンを木でつくったのが始まりだそうで、1954年に創業した老舗ブランドです。60年以上経った今でも、まん丸に加工されたフィンランド産の木がデザインの中心となっています。
そのため、軽く店内を見渡しただけでも、丸くてコロコロしたものをたくさん発見できます。
いえむしろ、「全てが丸くてコロコロ」と言っても過言ではないほど、充実したまん丸コロコロぶりなんです。
「おきあがり小法師」じゃないけどかわいい。まん丸コロコロの人形たち
▲アーリッカのマスコット(コロコロと丸い)
フィンランドにはトゥントゥリと呼ばれる妖精がいるらしいのですが、それをモチーフにしたようなかわいらしい人形です。
体がまん丸なので「おきあがり小法師」のようにも見えますが、特にそうした機能は組み込まれていないようです。
▲基本的にとにかく丸い
何とも愛らしい人形で、職人が一体一体手づくりでつくっているため、微妙に表情が異なるそうです。
サイズによって価格が変わるので、ご購入の際はサイズや表情を見て選びましょう♪
どっしりした存在感を持つ、まん丸コロコロの動物たち
▲アーリッカの動物たち(丸っこくてかわいい)
動物にはいくつか種類があり、上の写真では犬などもいますが、有名なのはまん丸のヒツジです。
このヒツジは、無垢の木を削り出してつくられていて、案外ドッシリ重いです。中にはビックリするほど高いものもあるので、手に取って見る時には気をつけましょう。
底が丸くてコロッとした花瓶
▲花瓶も丸っこい
花の入る場所は少ないため、ほとんど一輪挿しのようですが、シンプルな花瓶の形には、木でできた製品ならではの何ともいえない優しい味わいがあります。
ただ、写真の大きいものが89ユーロ、小さい方が69ユーロと、結構いいお値段がします。
アーリッカといえば人気の「Passi(羊)」
▲どっしりとして丸い
別の場所にも、「アーリッカのヒツジ」が置いてありました。
創業者のカイヤ・アーリッカさんが大の動物好きだったため、動物をかたどったデザインが多いのですが、その中でも一番人気がこのPassi(フィンランド語で「羊」)です。
ただ、フィンランド産の松(パイン)を使い、複数の職人が手分けして作る工程のたえ、小さなものでも数万円、大きなものなら30万円なんてものがあります。くれぐれも、取扱いにはご注意下さい。
「定価30万円の木のヒツジ」はさすがに高すぎると思いますが、アーリッカは「丸くてかわいいモノを木でつくる」という明確なコンセプトが、世界中のファンから支持されているブランドです。
安価なものもありますし、丸くてかわいい人形は、ささくれ立った現代人の心を癒してくれるかもしれませんので、ひとつ買って持ち帰り、日々愛でてみるのもいいかもしれませんね。
と思って人形をひとつ買って帰ったら、早速家の者がつついて倒し、「起き上がらないわね」と言っていました。
でも今でもちゃんと飾ってありますし、ひとつあると少し和んだりもするようです。