【フィンランド旅行記21】ロヴァニエミのハスキーファームで、イケメンハスキーに出会った♪
モイ。先ほどハスキーサファリ(犬ぞり)を終えて、ちょっとだけ犬と仲良くなった黒崎です。
10kmも走って(私は一歩も走っていませんけれど)すっかり犬ぞりを満喫しましたが、ラップランド・サファリ社のハスキーサファリは、犬ぞり体験だけでは終わりません。
その後は暖かい部屋に案内されて、ハスキー犬についての話を聞くことができます。
北国の情緒が豊かな、暖かい小屋にご案内
▲雪が厚く積もった、ハスキーファームの小屋
このハスキーファームは、ロヴァニエミの街から少し北に行ったところにあり、北極圏の入口にあたります。
季節は3月ですが、小屋の屋根には雪がたっぷり積もっています。
雪国の家は相当頑丈につくられているのでしょうね。
▲外気温はマイナス5度
この日の外気温はマイナス5度。日中ですし防寒着を着こんでいるので、それほど寒くはありません。
ただ、メモリがマイナス50度まであるのがちょっと怖いです。
▲ドアの取っ手はトナカイの角
木の枝かと思って手を伸ばしたら、トナカイか鹿の角でした。いかにも北極圏らしいですね。
ビスで扉にがっちり固定されています。
焚き火を囲んでハスキー講座
▲小屋の中は焚き火が燃えて暖かい♪
小屋の中は暖かく、静かに燃える焚き火が迎えてくれました。
参加者は焚き火のまわりに座り、インストラクターの話に耳を傾けます。
▲ハスキー講座の始まり
甘くて暖かいベリージュースをもらって人心地がついたら、ハスキー講座の始まりです。
クッキーかビスケットもあったと思います。
インストラクターの女性は犬が大好きなようで、楽しそうに説明してくれました。
ハスキー講座で聞いたこと
・ここにいるハスキー犬は、全部で300頭ほど
(多い!)
・2歳くらいからそりを引き、12歳くらいで引退する
(10年現役!)
・体重は17~34kg、速いものは時速70kmで走る
(速い!)
・夏はトレーニング。一日に数十キロ走ってカラダをつくる
(まるでアスリート!)
・冬のシーズンは、一度そりを引いたら数日休み
(そりゃ疲れますよね)
他にも、シベリアンハスキーは賢くて、すぐに仕事を覚えるけれど、目を離すとどこかへ行ってしまい、トナカイを襲ったりもする。別のハスキーは勝手に遠くへは行かず、走るのはこちらの方が速いなど、様々なことを教えてくれました。
犬にも相性があって、仲の悪い組み合わせだとうまくそりを引かないそうです。
まさに、そりが合わないというやつですね(失礼しました)。
インストラクターも大変ですが、本当に犬が好きなようでした。
小屋の外に出て、いろんなハスキーとご対面♪
▲ハスキーたちの名前が書かれた、大きな犬小屋
小屋の中でのハスキー講座が終わっても、お姉さんの勢いはまだ止まりません。
「さあ、今度は外に出てハスキーたちを紹介するわ」と言うので、ゾロゾロとついていきました。
▲いろんな顔つきの犬たち
ハスキーとひとことで言っても、犬によって顔つきがいろいろです。
和犬っぽいのもいれば、いかにも洋犬というのもいるし、ちょっとオオカミっぽいのもいます(上の写真、左から順に)。
青い眼をした、賢そうな赤ちゃんハスキーとご対面♪
▲かわいい赤ちゃんハスキー
大きな犬小屋の中にある小さな犬小屋から、お姉さんが赤ちゃんハスキーを連れ出して見せてくれました。
生まれたてというわけではなさそうですが、小さい頃はどの動物もかわいいですね。
▲青い目は完璧にガイジン(外犬?)
でもこの赤ちゃんハスキー。顔つきを見ると完全にガイジン(外犬?)です。
まだ若いのに憂いを帯びた青い目は、「まあ英語じゃないと絶対通じないだろうな」と思わせるに十分でした。
でも、とても賢そうな子なので、正しい英語で話しかければ、ちょっと哲学的な話でも返事が返ってきそうでした。
見る方向によって、怖くもなるしイケメンにもなる、大人のハスキー
▲左右で目の色が異なるハスキー犬(左目が怖い)
ハスキー犬にしばしば見られる特徴として、左右で目の色が違っていることがあります。
また、目つきもまるで違ったりします。
例えばこの犬は、右の目は茶色で左目は青ですが、右目は瞳が大きく黒目がちなのに対して、左目は白目がちで、青い瞳がちょっとぼやけています。
左目の方は、ちょっと悪魔っぽくて怖い目つきですね。
▲お姉さんに甘えるハスキー
でもそんなハスキーも、お姉さんにはすっかりなついていて甘えていました。
片方の目しか見えないと全然印象が違い、同じ犬とは思えません。
右目を見せた時は、カメラ目線でニヒルな笑いを浮かべ、かなりのイケメン(イケ犬?)っぷりを発揮していました。
こんな表情で見つめられたら、犬好きの女性はもうイチコロでしょう。
▲甘えているのに、かなりイケメン(イケ犬?)なハスキー
たっぷりハスキーファームを満喫したら、ロヴァニエミの街へ
▲街へ戻るところ
さて、たっぷりハスキー犬の話を聞いて満足したので、そろそろ街へ戻ります。
来た時と同じ車に乗って、同じように20~30分程度の距離なのであっという間です。
ハスキーサファリに参加したら、ぜひあなたもイケメンハスキーを探してみてください!