【フィンランド旅行記63】キアズマ現代美術館から、エスプラナーディ公園へ。アイスとジュースの価格から、勝手にフィンランドの事情を考察中
▲キアズマ現代美術館の前にある、バイクステーション
モイ!ヘルシンキでシティバイクを借りて、街歩き(街走り?)中の黒崎です。
初めて借りたレンタルバイクなので、まずは軽く慣らし運転をしてみます。
自転車はずいぶん久しぶりに乗りましたが、乗ること自体には問題ありません。
ヘルシンキでは車と自転車(あとトラムも)が右側通行なので、その点には気をつけて進んでみました。
アイススタンドで、バニラアイスを購入
▲アイスクリームスタンドを発見!
夏(7月)といっても、ヘルシンキはそう暑くもないですが、自転車に乗っていればそこそこ体が温まるため、アイスクリームスタンドを活用してみました。
ヘルシンキっ子はアイスが大好きと聞いていた通り、私が自転車を停めてアイスを買うと、他にも人が集まって来てアイスを買い求めていました。
▲スタンドで買ったバニラアイス
INGMANと書かれたアイススタンドで買ったアイスは、ダブルで5.5ユーロ(約700円)と、結構な値段がします。
写真を見ると2つ乗っているようにも見えますが、私が買ったのは、確かシングルだったと思います。
シングルだと3.5ユーロ(約450円)、もう少し小さいアイスキャンデーだと、1.5ユーロ(約195円)で売っていましたが、人々は当然のようにダブルを注文していました。日本より、はるかに高いです。
物価や賃金に対する勝手な想像
フィンランドの(特にヘルシンキの)物価には、高いと言われる人件費が大きく影響しているように思います。
本来、物の値段はそれほど高いわけではないのですが、アイススタンドに一日中人がいて、アイスの売上でその人件費をカバーしなければならないとしたら、きっとこれくらいの価格に設定しないとバランスが取れないのでしょう。
これは想像で、未確認なのですが、フィンランドでは職業による賃金の格差が、日本よりも小さいのではないかと思います。
また、働く時間がはるかに短いのはよく知られた事実です。
仕事に費やす時間が短く、給与がさほど変わらず、税金が非常に高いとなると、稼げる職業を選んでガンガン稼ぐより、それなりの収入を得て社会の恩恵を受け、余暇を充実させたり新たな勉強をする方向に、考えが向くかもしれません。
そのうち確認してみたいと思います。
人々が思い思いに日光浴をして過ごす、エスプラナーディ公園
▲エスプラナーディ公園
エスプラナーディ公園の横にあったバイクステーションでシティバイクを返し、歩いて公園に入ります。
夏の間は、公園で日光浴をする人々が多く見られますが、この日は土曜日なので尚更のようです。
南部にある首都ヘルシンキでも非常に日照時間が長く、夜10時を過ぎてもまだ明るいため、深夜近くまで公園には人がいたりします。
ベンチに腰掛ける人、芝生に寝転ぶ人、ちょっと見ただけでも、皆さんリラックスして楽しそうです。
▲ジューススタンド
ジューススタンドがありました。
フルーツが並んでいるので、注文に応じて絞るやり方なのかもしれませんが、オレンジジュース250mlで4ユーロ(約520円)です。
非常に高いですが、これも先ほどのアイススタンドと同じ理由ではないかと思います。
ジュースを絞るためだけに、一日中人がいるとしたら、それくらいは取らないと割に合いませんからね。
それを裏づけるように、量が倍の500mlとなるビッグサイズの価格は、スモールの1.5倍、6ユーロです。
やはり、物や原料が高いのではなく、高いのは人件費なのでしょう。
▲エスプラナーディ公園
幸運なことに今日も快晴です。
さて、このまま歩いて、公園まわりのものを見に行って見ます♪