【ブータン視察記19】ティンプーから、ド・チュラ峠を通って古都プナカへ
プナカへ移動
さて、これから車に乗って、古都プナカへ向かいます。
ティンプーからプナカへは車で2時間から2時間半、ド・チュラ峠を越える道を通って行きます。
現在は舗装されたきれいな道が出来ているため、日本の山道を移動するのと変わりません。
遅い車がいれば抜いていきますが、運転も丁寧で快適に移動できました。
冬の間なら空気が澄み、雲も少ないのでヒマラヤを見やすいそうです。
今回は、往路は曇っていて復路は晴れていましたが、雲が多く山は見えませんでした。
▲峠の道
▲霧がかかって遠くは見えない
夏冬の移動
プナカは以前の首都で、現在はティンプーが首都です。
以前からブータン人には、夏と冬とで両方を行き来する習慣があり、車のない時代は3日間かけて歩いたそうです。
今でもゾンの高僧たちは宝物を持って夏と冬の移動を続けているため、この時期(6月)はティンプーのゾンに宝物があって、パロ・ゾンの宝物庫は空いています。
▲ガソリンスタンド
▲プナカの棚田と集落
プナカの標高は1350mです。ティンプーより1000mほど低いため少し暑く、水田は二期作が可能で年に二回米ができます。
道端にはサボテンが生え、バナナの葉が見えます。
日数の短いツアーでは、プナカに来たらプナカ・ゾンだけ見てその日のうちにティンプーに戻ることが多いようですが、それでは少々せわしないと思います。
今回はプナカでも一泊していきます。