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【ブータン旅行記20】プナカに到着。有名なプナカ・ゾンに行って来ました

黒崎 康弘

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いい旅ブータン 黒崎康弘

クズザンポー。先ほどドチュラ峠を越えて、プナカに入ったばかりの黒崎です。

峠を下り、水田のある風景が見えるようになると、気温が上がって暖かくなるのを感じました。

プナカの標高は1300mほどと、ティンプーより1000mも低いため、体感温度も違うし、道端にサボテンが群生していたりします。

また、このプナカの水田は二期作が行われるそうです。

プナカのサボテン

▲プナカのサボテン

さて、まず向かうのはプナカ・ゾンです。

そう遠いわけでもなく、水田の脇を抜けて車でしばらく進んで行くと、川の対岸にプナカ・ゾンが見えてきました。

長い間プナカが冬の間の首都であったことから、プナカ・ゾンは他のゾンと比べても大変立派で美しい姿を誇ります。

水害などで被害を受け、何度も改修を重ねて今の姿があるそうです。

プナカ・ゾン

▲伝統的な建築美を誇る、プナカ・ゾン

これまた再建された伝統的なつくりの橋を渡って、ゾンの敷地内に進みます。

パロ・ゾンの近くにあった橋と同じつくりの橋でした。

▲伝統的な橋を渡ってゾンの敷地内へ

キノコではなく、蜂の巣の群生

ゾンに近づいて見上げると、建物の上の方に、無数の蜂の巣が群生していました。

大きなキノコのように見えますが、殺生を嫌うブータン人が除去しないのをいいことに育ちまくった蜂の巣です。

蜂たちのつくった都市のような様相を呈しており、ちょっとすごい光景でした。

▲ゾンに作られた巨大な蜂の巣群

場所も場所ですし、ここまで育ってしまうともはやどうしようもないようにも思えました。

プナカ・ゾンの蜂の巣

▲蜂の巣のある場所(高い!)

この前言ったパロ・ゾンと同様に、建物に入ると巨大なマニ車と四天王の仏画が迎えてくれました。

大きなマニ車は、回すとチーンという鐘の音を聞けるので、ぜひ回してみましょう。

▲巨大なマニ車

広~い敷地

構造は他のゾンと似ていて、頑丈な壁で囲まれた中に大きな広場があります。

ゾンは政治と宗教の場なので、この広場でも様々な儀式な催し物が行われ、僧侶たちはここで寝起きしています。

柱や欄干には伝統的な装飾が施され、ブータンならではの建築美を見せています。

▲広~い広場

立派な仏間

後日訪れたティンプーのゾン(タシチョ・ゾン)と比べても、プナカ・ゾンの仏間は広くて立派です。

例によって写真撮影は禁止ですが、釈迦の一生が壁に描かれていて、その説明を受けました。

そのあたりの話は私も知っていますが、ちょっと違う点もあるようです。

ブータンでは、釈迦は生前に一度天国に行って戻ってきたことになっており、涅槃の後は生まれ変わって、8世紀にブータンに来て、それがグル・リンポチェと呼ばれるそうです。

気ままに過ごす人々

プナカ・ゾンのまわりにも、ブータン特有ののんびりした雰囲気が漂っていました。

ブータン人でなくてもマイペースで過ごしているところが、何ともブータンらしいと思います。

プナカ・ゾンで撮影する人

▲壁の上から写真を撮る観光客

プナカ・ゾンの犬

▲プナカ・ゾンの裏で寝る犬

プナカ・ゾンの裏手

▲ゾンの裏手の風景

プナカ・ゾンは、建物の美しさもさることながら、手前に川と木々、奥に山を背負っているため、大変絵になる建築です。

近づくと大きさがよく分かりますので、撮影スポットから写真を撮ったら、中をゆっくり見学してみましょう。

さて、次は近くにあるという、ブータンで最も長い吊り橋に行ってみます。

つり橋への道

▲プナカ・ゾンからつり橋へ行く道