■ウラ村のマツタケ・フェスティバル■
広いブムタン地方。4つの谷が広がる聖なる場所。ホテルやお店があるのは、チョコル谷。このチョコル谷のホテルに宿泊しました。
そして、ブータン・マツタケの本場「ウラ谷」までは車で2時間。小麦の蕎麦畑が連なる、まさにスイスの農村地帯に見紛う地です。
楽しみにしていた「マツタケ・フェスティバル」は政府の方針で残念ながら今年は中止となってしまいましたが、
せっかく「松茸の本場」に来たのだから、松茸狩りを楽しんできました。
牧草地帯のなだらかな丘から、ブータンの国木イトスギの林の中へ。
案内してくれるのは、地元のマツタケガイドの二人の青年です。
だんだん木々が見えてきて、松林へ。斜面も急斜面へと変化してきます。
そして、歩くこと約30分。一面キノコの世界へ。でも、ほとんどが毒キノコとか。
日本で松茸の産地といえば、アカマツの林と相場が決まっているのですが。
ここブムタンの松林は、松というよりももみの木のような植生でした。
山の天気は変わりやすいもので、ポツポツと雨が降り始めてきました。
雨の中、林の中を散策するも、なかなか本命のマツタケは見つかりません。
だんだん、雨も強くなり、ずぶ濡れになりながら、探すこと1時間。
やっとのことで、マツタケをゲット!
いくらブータンといえども、やっぱり松茸を採るのは難しいものだと改めて実感しました。
結局、この日の収穫は4本のみでした。
でも、形も香りも最高のマツタケを狩ることができ、とても貴重な体験をしました。
その後の昼食は、収穫した4本のマツタケ+2kgの地元産のマツタケを購入し、マツタケ三昧。
塩で、日本から持ってきた醤油や、ポン酢で、焼き松茸を堪能しました。
そして、残りはホテルに持って帰り、夕食の食卓へ。
まつたけご飯、まつたけスープ、マツタケ炒め、そして、マツタケの天ぷら。
てんつゆも日本から持参し、マツタケフルコースの夕食を楽しみました。
もう、お腹いっぱい。一生分のマツタケを食べた気分です。