スリランカで日本人におすすめの、ジェフリー・バワのホテル!場所や特徴、移動にかかる時間もご紹介します♪
▲人気のバワホテル。ヘリタンス・カンダラマ
スリランカのホテルを語る上で外せないのが、天才建築家ジェフリー・バワのホテルです。
バワのホテルに宿泊すると、まるで自然と一体になったような、何とも心地のよい空間を体験できると大人気です。
数あるバワホテルの中から、特に日本人におすすめのものを選んで、場所や特徴、観光地との距離などをご紹介します♪
少しだけ知っておこう!ジェフリー・バワはこんな人♪
ジェフリー・バワは、ヨーロッパ人とシンハラ人の血を引く裕福な家庭に生まれ、イギリスのケンブリッジ大学に進んで弁護士を目指します。
でも弁護士にはならずに放浪の旅に出て、三十代の後半で建築家となり、スリランカの文化や自然を反映した、大胆かつ緻密に計算された空間を次々に生み出しました。
海や湖とつながっているように見える、インフィニティプールも、バワの発明だと言われています。
▲湖とつながって見える、インフィニティプール(ヘリタンス・カンダラマ)
ジェフリー・バワのホテルがある場所は?(地図あり)
▲ジェフリー・バワのホテルがある場所(地図)
ジェフリー・バワのホテルの多くは、スリランカの南西部、ビーチ沿いに点在していて、コロンボからゴールの間に集中しています。
例外は、唯一内陸部につくられたホテル、ヘリタンス・カンダラマで、面白いことにこのホテルが、バワホテルの中で一番人気と言われています。
それでは、ジェフリー・バワのホテルから、特におすすめのものをご紹介します♪
湖と岩山の間を風が吹き抜ける。緑に埋もれゆくホテル。ヘリタンス・カンダラマ(Heritance Kandalama 1994年完成)
▲バワのホテルで一番の人気を誇る、ヘリタンス・カンダラマ
このホテルの魅力は、何といっても独特のロケーション!カンダラマ湖と岩山に挟まれた、全長1kmほどもある横に長~いホテルで、自然と一体になった空間づくりという、バワホテルの醍醐味を味わうことができます。
一方で設備もしっかり整い、食事がおいしいことでも有名です。また、このホテルのインフィニティ・プールはぜひご利用いただきたいと思います。実際に入ってみると、何ともいえない解放感と心地よさを味わうことができますよ!
▲ロビーに残る、自然のままの大岩
▲ヘリタンス・カンダラマの横幅は、約1km!
▲バワが好んだ場所に置かれた机と椅子。目の前にはカンダラマ湖とシーギリヤロックが見える
▲食事のおいしさにも定評がある(ビュッフェのシーザーサラダ)
ホテルの場所と特徴
- 空港から車で3時間半、ダンブッラの街から30分、シーギリヤロックへは40分
- 岩山と湖に挟まれ、ホテルの中を涼しい風が吹き抜ける
- フロントにある巨大な岩と、緑に覆われた外壁は必見!
- 食事(ビュッフェ)がおいしい。スリランカカレーのレストランもある
- 部屋のグレードが上がると、階数が上がって眺望がよくなる
- 2018年現在、段階的に部屋の改装を進めている
シーギリヤロックやダンブッラ石窟寺院がモチーフとなっていて、プールは三カ所あり、横に長いホテルは探検のしがいがあります。
とにかく迷ったらココ!一度泊まっておいて間違いはないバワホテルです♪
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⇒ITBLK402【バワホテル!】ヘリタンス・カンダラマ2泊&3つの世界遺産 4日間
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眼前に広がるインド洋を望むバワホテル、ジェットウイング・ライトハウス(Jetwing Lighthouse 1997年完成)
▲芥子(からし)色の壁が印象的な、ジェットウイング・ライトハウス
世界遺産ゴールに近い岬につくられた、バワの晩年の作品です。印象的なエントランスを抜けてロビーに着くと、目の前に広がるインド洋の絶景に息をのむでしょう。
ダイナミックで繊細な、バワらしさを随所に見ることができ、砂浜、ヤシの木、岩の絶妙なバランスを醸し出すプライベートビーチがとても美しいホテルです。
▲エントランスにある彫刻は、バワと親交のあったラキ・セナナヤケの作品
▲ロビーが吹き抜けになっており、インド洋の潮風が香る
▲背の高いベッド。客室からは、わずかに潮騒が聞こえる
▲大きなプールも備え、快適なリゾートライフを過ごせる
ホテルの場所と特徴
- ゴール近くの海岸沿いにあり、インド洋を見渡せる岬にある
- 空港から車で2時間半ほど、世界遺産ゴール旧市街へは10分ほど
- 独特のエントランスと、インド洋に向けて抜けるロビーを持つ
- 砦のようなつくりと、芥子(からし)色の壁が印象的
- 実は、上から見ると船のような形をしている
- テラスの椅子に座って眺めるインド洋が素敵♪
- シェフのカレーレッスンを行っている
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⇒ITBLK403【バワホテル!】ジェットウィング・ライトハウス2泊&アーユルヴェーダ体験4日間
美しいサンセットと大きなインフィニティプールが印象的なヘリタンス・アフンガラ(Heritance Afungalla 1981年完成)
▲最初につくられたインフィニティプールと、ぜひ座ってみたいラブ・チェアー
スリランカの西海岸にあり、サンセットが美しい、高級感のある大型ホテルです。客室は大人かわいい雰囲気で女性好み。宿泊されるなら、サンセット時を外すことなくご覧ください。
バワが世界で初めてつくったインフィニティプールがあり、そこに置かれた椅子はラブ・チェアーと呼ばれ、2人が腰かけると自然に見つめ合うようになっています。
▲複数のプールを持つ、大きなリゾートホテル
▲階段の壁に描かれた、ラキ・セナナヤケのスケッチ画
場所と特徴
- スリランカの西海岸、アフンガラ地区にあり、空港からは2時間強で到着
- 世界遺産ゴールへ、車で1時間ほどの距離
- サンセットが美しい、高級感のある大型ホテル
- 世界で初めてつくられたインフィニティプール!
- 大きなホテルで、家族連れも多く賑やかな雰囲気
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ジェフリー・バワのホテルらしい、ユニークな写真が撮れる大人のリゾート。アバニ・ベントータ・リゾート&スパ(Avani Bentota Resort & Spa 1970年開業)
▲切られずに残り、屋根から葉を茂らせている木
バワ初期のリゾートホテルで、1971年に開業した老舗ですが、2011年に全面改装されて生まれ変わりました。
サンセットの見えるビーチが目の前にあり、リゾートらしくのんびり滞在出来る美しいホテルです。
また、ジェフリー・バワのホテルならではの特徴が随所にあり、ユニークな写真を撮ることができます。
▲横に並んだ複数の通路の壁に穴があり、額縁が連なったように見える
▲幾何学模様が連なり、迷路のようにも見える
▲生えていた木を切らずに建築を進める。いかにもバワらしい手法
▲中庭は、バワらしさが色濃く残る空間
▲繁るヤシの木と、サンセットが美しいビーチ
場所と特徴
- 空港から車で2時間で到着
- アートのような独特の空間で、面白い写真が撮れる♪
- 列車の駅がすぐ近くにある
- 2011年12月にリニューアル!快適な滞在ができる
- プールサイドで寝転がってのんびり過ごす、大人のリゾート
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ジェフリー・バワのホテルで本格アーユルヴェーダが受けられる、ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハ・ゲダラ(Heritance Ayurveda Maha Gedara 1976年開業)
▲ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ
専門的で本格的なアーユルヴェーダを受けられる、ジェフリーバワデザインのホテルです。
もとは、ザ・ネプチューン・ホテルという名前でしたが、改装されて今は名前も変わっています。
白亜のビルがコロニアル調で美しく、室内はリラックスしてアーユルヴェーダを受けられる、落ち着いた空間になっています。
このホテルは、ストイックにアーユルヴェーダを受ける人が対象なので、最低宿泊期間が3泊からといったルールが設定されています。
日本人の滞在はまだ少ないようですが、その分日常から離れて静かにリラックスすることができます。
▲ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ
▲コロニアル調の白い壁が美しい、ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ
場所と特徴
- 西海岸のベルワラにあり、空港から車で2時間で到着
- アーユルヴェーダを受けるためのホテルなので、落ち着いた大人の雰囲気
- バワのデザインも残るが、主な目的はやはりアーユルヴェーダ
- 自然食が並ぶアーユルヴェーダ食が、何ともおいしい♪
- 日本語の対応も可
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⇒ヘリタンス・マハゲダラ。充実の設備とおいしいアーユルヴェーダ・ランチ
次の2つは、いずれもバワの息吹を感じられるほど彼とのつながりが強い場所です。
ひとつは別荘、ひとつは自宅兼事務所で、本格的なホテルではないものの、希望すれば宿泊することもできます。
50年かけてつくられた、建築家ジェフリー・バワの原点!ルヌガンガ
▲ルヌガンガのレストラン
バワのホテルの魅力の原点ともいえる場所が、スリランカの南部、ベントータに近いルヌガンガにあります。
ルヌガンガは、ジェフリーバワが50年もの歳月をかけ作り上げた理想郷であると共に、バワのホテルの実験場でもありました。
そのためここでは、後年いくつかのホテルで採用されたアイデアの原型を見ることができます。
ルヌガンガを完成すること無くバワはこの世を去りましたが、現在はその姿が一般にも開放され、レストランではバワが好んだカレーを食べることができます。
▲広大な敷地は、まさにバワの理想郷
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改装と増築を繰り返したバワの自宅、No.11(ナンバーイレブン)
▲バワの私邸、コロンボのNo.11(ナンバー11)
また、ジェフリー・バワの邸宅兼書斎であった場所があり、コロンボの11番地にあるため通称ナンバー11と呼ばれています。
長く住むうちに、借りる部屋を増やしていき、自らの居心地のよい空間に作り変えていきました。
バワの感性がたっぷり詰め込まれた建物は、バワ財団によって今も当時の姿をとどめています。
▲ナンバー11の見取り図
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⇒ITBLK803【6泊8日でじっくり巡る】ジェフリーバワの世界 8日間
いかがでしょうか?もちろん他にもジェフリー・バワのホテルや建築物はありますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
ご希望と現地の事情を照らし合わせて、最適なプランをおつくりします。
ぜひスリランカで、ジェフリー・バワのホテルの心地よさを体験してみてください!