④野菜のコツ
おすすめはジャガイモとタマネギ!
まず必ず入れるべきなのはジャガイモです。
洗って皮つきのままでOKです。下の方に入れると収まりもよく、放っておくだけでおいしくできて、皆に喜ばれます。大きすぎたら2つに切ります。
もう一つ必須なのがタマネギです。こちらは洗う必要もなく、皮つきでそのまま入れます。
タマネギ自体もトロトロになっておいしいのですが、もっと大きな効果は、タマネギエキスのおかげで鶏肉がジューシーに柔らかく仕上がることです。
タマネギ一個を入れるか入れないかで、鶏肉のおいしさが格段に変わります。
簡単なので、ひとつコロンと入れておきましょう。
小タマネギをジャガイモの間に並べるのも収まりがよくておすすめです。
トウモロコシと人参について
トウモロコシや人参もおいしく、焼くととてもいい匂いがしますが、糖質が多いため、鶏肉がややしつこくなるようです。
また、アルミホイルを敷いておかないと、鍋の底が汚れて洗うのが大変です。
タマネギも、下の方に直に入れると、鶏を焼いているうちにほとんど溶けて焦げ付いてしまいます。
お腹の中に入れてしまうか、あるいは皮つきのままで少し時間が経ってから入れましょう。
人参も皮つきのままでOKです。皮も食べられるほど柔らかくなります。
ただ、丸鶏を入れて野菜を入れるとなるとスペースが足りなくなりますので、おいしい焼き野菜を食べたい場合は別に焼くのがいいでしょう。
おすすめは、ジャガイモとタマネギだけ一緒に焼き、ニンニクを鶏のお腹に入れる。人参やトウモロコシなどは別にした方がいいと思います。
⑤味付けのコツ
強めの岩塩がポイント
塩は岩塩を使うのがおすすめで、私は大抵アルペンザルツなどを使います。
岩塩は塩辛くなりにくく、焼いているうちに落ちてしまう分もあるので、ちょっと強めかなと思うくらいにすり込みます。
もっと塩辛くなりにくいのがクレイジーソルトで、安心してガシガシすり込めます。
こしょうも効かせると美味しくなります。
中抜きの鶏は、お腹の中にも必ず塩をすり込みましょう。
(とはいえ、あまりにやり過ぎて塩辛くなるのは考え物です。
足りなければ食べながら足してもいいので、多少は加減しましょう)
焼いて脂が落ちたとはいえ、たくさん食べると少し鼻につきますが、食べる時にレモンを絞って食べるとさっぱりします。
ローズマリーがあれば加えておくといい香りがつきます。
焼き上げる前に入れるといいでしょう。形をとどめる程度で仕上げてもいいし、焼けてバラバラになってもそのまま食べられます。
ローストチキンは熱いうちに食べる!
熱いうちに食べれば調味料は不要!
気分を変えて、わさび醤油や柚子胡椒などを試してみてもよいと思いますが、うまくできた時には恐らくそんなことを考えるゆとりはないでしょう!
焼き上がりにダッチオーブンのフタを開けると仲間の歓声が上がり、いざ食べ始めるとあまりのウマさにシーンとしてしまいます。
この瞬間は意味も無く「勝った!」と思います。
ダッチオーブンを使った料理は、慣れないと手間がかかりますが、使いこなせばこれほど楽しいものはありません。
ご興味があればぜひやってみてください。
何だかんだで火力が命
いくつもポイントを書きましたが、もっとも重要なのは火力です。
燃え盛る炎で囲んでしまうような焼き方はせず、特に下の火は弱めにします。
焼き目がついていなくても後でつけられるし、熱源がなくなって焼き目なしになっても、火が入っていれば問題ありません。
それはそれで、おいしい蒸し焼き鶏が食べられるでしょう。
また、一緒にタマネギをひとつ入れておくだけで、鶏肉が柔らかくジューシーになって、格段においしくなります。
この違いはかなり大きいので、必ず入れた方がよいと思います。
ローストチキンを作るのに適したダッチオーブンの大きさは?
この記事で使用しているダッチオーブンは、LODGE(ロッジ)社の12インチのものです。
この大きさなら鶏が丸ごと入りますし、タマネギなどの野菜を入れると結構スペースが必要なので、ローストチキンをつくるなら12インチにするのがおすすめです。
私はもうロッジ社の製品を20年以上使っていますが、最近は手入れがあまりいらないものも出ているので、そちらもチェックしてみるといいと思います。
一緒にあると便利なもの
リフター
炭や薪が乗った状態のダッチオーブンのフタを、リフターなしで開けるのはほぼ不可能です。もしお持ちでない方は、すぐに購入することをおすすめします。
クワトロポッド
吊るすツールはシチューなどをつくる時に必須で、ローストチキンの時も、火力が調整しやすいし、あるとカッコイイです。私は安定感のある4本足のものを持っています。
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記事を書いた人 KURO
サイト管理人兼、㈱いい旅社長で、最近バスケからボルダリングに転向。旅行、工作、スケッチ、食べるのが好きなダッチオーブン使いで、調理師免許もあり。インド人との街歩きなども。