インドのカース台地ってどんな場所
西インド カース台地は、インドの西部にあるマハーラシュトラ州地方にあります。
マハーラシュトラ州は、西側をアラビア海、南東側にデカン高原があります。
世界自然遺産・西ガーツ山脈の東側に位置するカース台地は、世界で最も生物多様性の植物を保持する地帯のひとつとして、世界自然遺産に指定されました。
あまりにも西ガーツ山脈が広いため、このカース台地が世界自然遺産の一部であることを知るものは少なく、この地帯を紹介している旅行会社はほとんどありません。
カース台地は、毎年7月半ばから10月にかけて、野生の花が咲き誇り、この地域で見られる植物は珍しい肉食植物なども含めると850種類以上とも言われています。
※花の開花は自然現象のため時期が前後することがございます。
▲カース台地で見られる花々
インドのカース台地ってどんな気候
サーターラの町は、標高約700mありますので、暑いインドの中でも、避暑地として有名な町です。
インド西部は4月が年間で一番暑く、猛暑は5月の雨期の訪れにより別れを告げ、雨季は10月まで続きます。
南西からのモンスーンは、標高1,500m程の西ガーツ山脈にぶつかり、山脈の西側には雨を降らし、東側のデカン高原に乾燥した風を運びます。
そのため、プネやサーターラの地域は年間を通して7月が一番雨量が多く、シャワーのような雨が頻繁に降りますが、通常は短時間で止みます。
この雨が、多様な植物を育ててくれるのです。雨季になると滝が現れ、この滝や涼を求めて沢山の人が近くの街から訪れます。
標高が高い為、真夏でも朝夕は20~23℃程度で、夜は涼しくて快適です。