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【フィンランド旅行記46】ヘルシンキで人気の公共サウナ。LÖYLY(ロウリュ)に行ってきました♪

KurosakiYasuhiro

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皆さん、最近サウナに入っていますか?いい旅フィンランドの黒崎です。

フィンランドといえばサウナ、サウナといえばフィンランドというくらいに、フィンランドとサウナは切っても切れない関係です。

そんなフィンランドのヘルシンキで、オープンしたばかりの人気サウナがあるというので行って来ました!

公共サウナ「ロウリュ」

▲2016年5月にオープンしたサウナ、ロウリュ(LÖYLY)

全体的に木でつくられたこの公共サウナ、ロウリュは、2016年5月にオープンしたばかりです。

これは後で聞いた話ですが、かつては日本の銭湯のようにフィンランドにもあちこちに公共のサウナがあったのが、近年は随分減ってしまっており、新たなコミュニケーションの場として、このロウリュがつくられた背景があるそうです。

14番のバス

▲14番のバスで、ヘルシンキの中心地から行ける

ロウリュは、ヘルシンキの中央からは2kmくらいあるので、歩いて行くにはちょっと遠いのですが、14番のバスですぐ近くまで行くことができます。

ロウリュの外見

▲広いウッドデッキを持つロウリュ。屋根の上に登ることもできる

海沿いにあるロウリュはとにかく気持ちのいい場所で、デッキにいたりレストランを利用するだけでも、海を望んで快適に過ごすことができます。

屋根の上に登ることもできるので、ヘルシンキの港をきれいに見ることができます。

レストランも併設。土曜日は朝のサウナもあり

公共サウナ ロウリュ

▲ロウリュの看板

ロウリュには、レストランとサウナが併設されていて、営業時間も異なります。

営業時間は曜日によって異なりますが、レストランは昼前から夜遅くまで、サウナは夕方または午後から夜まで。

土曜日はモーニングサウナと称して、朝7時半から9時半の営業もしています。

温まったら海にドボン!がサウナの作法

公共サウナ「ロウリュ」

▲海にドボン!をするための場所

フィンランドのサウナでは、しっかり体を温める→冷たい水に飛び込む→またしっかり体を温める…ということを繰り返します。

サウナの料金は19ユーロでしたが、2時間という長い時間利用することができ、多くの人がたっぷりサウナを楽しんで、レストランで食事をしていったりするのだそうです。

3月の海は氷が浮かぶ

▲3月の海は氷で一杯!

もっとも、この日の海は割れた氷で一杯です。さすがにこれでは水にドボンが厳しいかもしれませんね。

無理に行うと、映画タイタニックのラストシーンのようになりそうです。

海に降りるためのハシゴも、半ば引き上げられています。

サウナエリアの中へ

ロウリュのサウナカウンター

▲サウナカウンターのお姉さん

ここで代金を支払い、タオルなどを貸してもらいます。

通常、フィンランドのサウナは裸で入るもので、もとは混浴も多かったそうですが、現在は男女別が普通です。

でもこのロウリュは、新しい形での地域コミュニティーづくりやコミニュケーションづくりを目指しているためか、水着を着用して、男女が同じサウナに入る形式をとっています。

 

サウナの中は利用者がいるので写真を撮っていませんが、ロッカーもきれいな木で出来ていて、とても清潔でした。

まずはシャワーを浴びて、水着を着たら海に面したサウナに入り、地元の人らしき人がサウナストーンにひしゃくで水をかけるに任せていました。

この、焼けた石に水をかける行為が「ロウリュ」と呼ばれ、その度に強烈な水蒸気がサウナを温めます。

フィンランドのサウナは、日本のサウナより温度が低いのですが、このロウリュは結構強烈です。鼻で息をすると熱くて焼けそうなので、手で口を覆ってゆっくり息を吸ったりしていました。

体が温まったので、サウナの外へ

海に降りるハシゴ

▲ハシゴが上げられていて、この日は海に入れない

すっかり体が温まったので、海に入ろうかと外に出てみたのですが、ハシゴが完全に引き上げられていて入れませんでした。

もっとしっかり凍りついている時期には、氷をくり抜いて入れるようにしたりもするようですが、これくらいのコンディションが一番難しいのかもしれません。

ここで無理に降りると施設に迷惑をかけそうなので、おとなしく引きさがりました。

ロウリュにて

▲氷の浮かぶ海をバックに撮影(寒いです)

仕方がないので、せめて氷の浮かぶ海をバックに撮影しました。

風も強いし、水に入らなくても十分に寒いです。。

そして、日本では流氷が流れ着くと観光客が大喜びしていますが、ヘルシンキではきっとありふれた光景なのでしょうね。

ロウリュの風景

夕方のロウリュ

▲ロウリュの広いサンデッキ

 

ロウリュは海の真ん前なので、ヘルシンキ港を出入りするクルーズ船を見ることもできます。

3月なのでもう暗くなってきていますが、夏なら夜までずっと明るいため、サウナに入ったり水に入ったりして、たっぷり遊べそうです。

そうそう。これも写真はないのですが、サウナに入った後はリラクゼーションのためのスペースがあって、暖炉を囲んで長椅子に横たわり、ロンケロなどを飲んでのんびりできます。

 

少々値は張りますが、ロウリュはとてもいいところで、フィンランドサウナ文化に手軽に触れられる場所なのでおすすめです。

今度来る時は、夏でも冬でもちゃんと水に入りたいと思います!

 

(この記事の情報は2017年3月のものです)