【フィンランド旅行記34】ヘルシンキ中央駅からホテルへ。デイチケットの説明とトラムの乗り方
モイ。先ほどヘルシンキ中央駅に着いたので、これからトラムでホテルに向かう黒崎です。
室内や車内にいると暖かくて分かりませんが、外は-3℃とかなり寒く、海が近いため風も強いです。
さすが北国、フィンランドですね。
ヘルシンキの交通機関であるトラムに乗るため、まずチケットを入手します。
ヘルシンキ観光の必需品!中央駅のキオスキで、デイチケットを購入
▲ヘルシンキ中央駅のキオスキ(売店)
中央駅のキオスキ(売店)で、デイチケット(48時間分、13.5ユーロ)を購入します。
店員さんに、「Day ticket please. 2 days.」と言えば分かってくれます。
デイチケットは24時間、48時間、72時間とあり、初めに使い始めてからその時間だけ有効です。
今回は夕方から使用開始なので、翌日一日使って翌々日の帰りまで使うことができます。
これさえあれば、ヘルシンキ市内のトラム、地下鉄、バス、フェリーなどが乗り放題になる、とても便利なカードです。
デイチケットの仕組み
詳しいことは分かりませんが、デイチケットのデザインは時々変わったり、いろいろだったりするようです。
例えば、2017年3月に買った時には、緑色のカードでした。
▲デイチケット(2017年3月に買った時のもの)
でも2018年7月に買ったら、シングルチケットと書かれた青いカードを渡されました。
▲デイチケット(2018年7月に買った時のもの)
店員が間違えたのかと思って聞いたところ、これでいいのだと言います。
何とも紛らわしいのですが、「一回チャージできるカード」という意味でのシングルチケットで、販売時に48時間のデイチケットとしてデータをロードしているからいいそうです。
裏面を見ても、特に有効期限などが書いていないので少し不安になりますが、使ってみたら大丈夫でした。
トラムに乗る時の、デイチケットの使い方
▲トラム内のカードリーダー
デイチケットを持ってトラムに乗る場合、初めに乗る時だけ操作が必要です。
扉の近くに、写真のような独特の形をしたカードリーダーがあるので、これにかざしてピッといえばOKです。
機械に数字がついていますが押すことはなく、音がするまで、真ん中あたりにかざせば大丈夫です。
これを一度行えば、降りる時や次に乗る時には何の操作もなしで、期限まで使うことができます。
トラムを乗り降りする方法
▲ドアの開閉ボタン
まず、ドアの開けるのは自分で行います(閉まるのは自動です)。
乗る時も降りる時も、トラムのドアは勝手に開くわけではなく、ドアについているこのボタンを押して開けます。
ですから、このボタンはドアの内側にも外側にもついています。
初めて乗った時は3月だったので、「きっと温かい空気を逃がしたくないのだろう」と勝手に納得していました。
▲降車時に押すボタン
トラムを降りる時は、車内の表示を見てこのボタンを押します。日本のバスと同じ方式です。
誰も乗る人がいないと、駅を通り過ぎてしまうため、トラム内の表示をよく見ていましょう。
駅名の表示は、フィンランド語とスウェーデン語が交互に表示されますので、地図やトラムマップとにらめっこして解読します。
トラムの乗り場は、ヘルシンキ中央駅のすぐ前
▲ヘルシンキ中央駅
中央駅のすぐ前にトラム乗り場があり、ここからいくつかのラインに乗ることができます。
2018年7月現在、1~10のラインがあって、直接行けない場合は、行きたい場所までトラムを乗り継いで行くことになります。
トラムの乗り継ぎは、慣れれば難しくはありません。同じ方向に進むなら、降りた場所で待っていて、違う番号のトラムに乗るだけです。
来た方に戻る場合は、道路の反対側にあるトラム乗り場に移動する必要があります。
▲中央駅の前にあるトラム乗り場
▲トラム乗り場の表示(2017年3月時点のもの)
トラムのルートは変更になることがあるので、最新のトラムルートマップを入手するのがおすすめです。
私は、2017年3月には、日本から持って行ったガイドブックを見て利用していたのですが、2018年7月に行ったらルートが変わっていました。トラムのマップは、中央駅にあるツーリストセンターでもらうことができます(トラムの運転手からも)。
次のトラムが来る時間は、乗り場に表示される
▲次のトラムが来るまでの時間が表示されている
こうしたところはすごいと思います。冬のヘルシンキは非常に寒いので、屋外で長く待つのは体にこたえます。
でもあと何分でトラムが来るかが分かっていれば、何とか我慢することもできますからね。
寒い国では、こうしたことが重要だと思います(この表示がない乗り場もあります)。
ご注意ください。フィンランドでは、トラムも車も右側通行!
▲トラムは右側通行!
街に出ればすぐに分かりますが、フィンランドでは車もトラムも右側通行です。
また、トラムは歩道のすぐ近くを走るので、歩道にいても注意しましょう。
トラムの乗り場は、道の反対側に逆方向への乗り場があるのですが、うっかり右側通行だということを忘れると、地図を見て乗っても間違えます(私は間違えました)。
▲港のあたり。フィンエアー・スカイホイールが見える
そんなこんなで、トラムで近くまで行き、少し歩いて無事にホテルに到着しました。
次回は今日宿泊するホテルをご紹介します。