【必見!】費用を節約しながら、フィンランド旅行をしっかり楽しむ方法♪
▲森で採れるベリーはフリー!
フィンランドでも本気の節約旅行は出来るけれど..
▲スーパーで大量に売られるパン
物価の高いフィンランドでも、スーパーでは一つ50~100円程度で十分パンが買えます。
水道水は問題なく飲めるため、容器を持っていればミネラルウォーターを買う必要もありません。
「自然享受権」があるので、森のベリーやキノコは自由に採れます。
電子レンジのあるホテルなら、スーパーで食材を調達して、簡単な調理も出来ます。
ヘルシンキの街は小さいので、ひたすら歩いて観光すれば、交通費も抑えられます。
こんな風に、その気になればかなり節約出来ますが、あまりにケチケチすると、せっかく行ったのにフィンランドならではの体験もできません。そこで、賢く節約しながら使うべきところではお金を使って、しっかりフィンランド旅行を楽しめる方法をご紹介します。
外食は高い!食費を賢く節約する方法♪
もっとも簡単に、大きく節約できるのはやはり食費です。メリハリをつけてコントロールしていくことで、節約しながらほどよくお腹も空いておいしく食べられ、豊かな食事体験ができるようになります。
朝は遅く起きて、朝食ビュッフェをブランチに♪
▲ゆっくり時間をかけて、ブランチ(朝食兼昼食)を♪
フィンランドでは、夏は白夜、冬はオーロラ観測で、どうしても寝るのが遅くなりがちです。
それならいっそ遅く起きて、ホテルに朝食ビュッフェがついている場合は、ゆっくり行ってしっかり食べましょう。
しっかり食べておけば、昼はケーキとコーヒーくらいで済むでしょうし、もしお腹に余裕があれば、ホットドッグスタンドなどを利用してみましょう。
朝食ビュッフェをしっかり食べておくことで、費用を節約しつつ、新たな食の出会いが生まれるのが面白い点です。
ランチもレストランで食べる場合と比べたら、一日1,000円~2,000円程度の節約が見込めるのではないでしょうか。
おいしく飲める無料のミネラルウォーター、「水道水」を活用!
▲こちらはスーパーで売られるミネラルウォーター
ホテルの部屋に無料のミネラルウォーターが置いてあれば、それで足りると思いますが、フィンランドの水道水は質のよい軟水なので、おいしく飲めるということを覚えておきましょう。
ペットボトルに水道水をつめることまではしなくても、例えば部屋では水道水を飲んでみて、外出時にはミネラルウォーターを持って出る、というのはいいですね。
一日2本、5日間買うとしたら、2,000円くらいの節約になります。ただ、ミネラルウォーターはそんなに高いものではなく、水分補給は大切なので、喉が乾いたらちゃんと買って飲みましょう。
一日の中で、食事のボリュームと費用をコントロールする
▲コーヒーとシナモンロールの軽いランチ
ディナーで外食すると高いのですが、お目当ての店がある時は行ってみたいですよね。その場合は、朝、昼、晩の食事で費用のバランスを取るのがおすすめです。
どのみち、毎食お腹一杯食べられるわけでもないため、例えば朝食しっかり食べて、昼はシナモンロールなどのスイーツランチとする、あるいはランチのスープビュッフェなどでたっぷり食べたら、夜はバーで飲んで済ませてしまうなど、いろいろな調整方法があります。
フィンランドは、物価の成り立ちや、高いもの、安いものが日本と違うため、闇雲に節約するのではなく、賢くコントロールするのが正解です。
【おすすめ】電子レンジのあるホテルで「部屋飲み」をしてみよう♪
▲電子レンジと冷蔵庫のある、部屋飲みに最適なホテル
機会があれば(機会を作ってでも)、電子レンジのあるホテルに宿泊してスーパーやストックマンでレトルトやお惣菜、お酒などを買って部屋で楽しんでみて下さい。
Wi-FiでYou Tubeにでもアクセスして好きな音楽を流せば、安価に快適空間の出来あがりです。
▲ホテルの冷蔵庫が、自宅の冷蔵庫のように!
▲レトルトのリゾットとサーモンスープ
かかる費用はレストランの3分の1以下で、ビールはもっと安くなります。
ディナーにおすすめの方法なので節約効果が大きく、食べる量や飲む量によっては、一食あたり3,000~5,000円くらいの節約になるのではないでしょうか。
フィンランドのレトルト食品はおいしいですし、熱々で食べられるのも嬉しい点で、食べれば食べるほど節約効果と体験価値が上がる、おすすめの節約方法です。それに部屋飲みなら、たくさん飲んで寝落ちしても大丈夫です♪(私もしました)
マーケットや、屋台をうまく活用しよう
▲オールドマーケットの中の店
毎食レストランでフィンランド料理を食べるのは、費用がかかる上に食事が変化に乏しくなるため、おすすめできません。
それよりも、ランチではオールドマーケットなどのマーケットや、街中にある屋台などを活用してみましょう。
レストランよりずっと安く、6ユーロ前後からサンドウィッチ、10ユーロ前後でワンプレートが食べられ、コーヒーなら、2ユーロくらいからテイクアウトできます。
▲オールドマーケットのスカンジナビア カフェ。コーヒーは2.5ユーロだが、テイクアウトなら2ユーロ
目で見て選べることと、いろいろな店の味を一食で楽しめるのも魅力です。
オールドマーケット内には、無料で利用できるトイレもあるので、その点でも節約できます。
エロマンガのパンは、タイミングが合えば本店に食べに行こう!
▲「エロマンガのパンを仕入れている」、という表示
細かい話ですが、知っているとお得な情報です。
ヘルシンキの人気ベーカリー、エロマンガは、カフェやデパートなど、いろいろな店にパンを卸していて、あちこちでこの名前を目にします(EROMANGAは、太平洋にある島の名前を店名にしたもの)。
本店の営業時間は短いのですが、立派なイートインスペースがあって、同じパンを随分安く食べることができます。
▲人気ベーカリー エロマンガの店内
例えば、オールドマーケット内のカフェでは、少しサイズは大きかったものの、ピロシキが4.8ユーロ(624円)もしました。
でもエロマンガ本店のピロシキは2.9ユーロ(377円)で、これでも十分な大きさがあり、シナモンロールは1.9ユーロ(247円)で売っていました。
節約だけでなく、パンは焼き立てがおいしいというのは、多くの方が知る事実ですね。
パン屋らしく朝が早く、開店時間は月~金の朝6:30から15時(土日は休み)です。
場所はとても便利で、オールドマーケットのすぐ近く、歩いて数分の場所にありますので、タイミングが合えばぜひ足を運んで下さい。
交通費を賢く節約する方法
ヘルシンキ市内の交通費を節約するなら、デイチケットが便利!
他のページでもご紹介していますが、ヘルシンキの市内観光には、何だかんだいってデイチケットが便利です。
トラムや地下鉄、バスやフェリーまで乗り放題のチケットで、24時間で9ユーロ、48時間で13.5ユーロ使うことができます。
時間のカウントは、最初に使い始めてからなので、ヘルシンキの到着時に買っておくのがおすすめです。
日ではなく時間単位というのがミソで、昼頃にヘルシンキに着いて翌日の午後の便で帰る場合、24時間分を購入すれば二日間に渡って使うことができます。ご自身の滞在期間を見て、使用期間を決めましょう。
▲48時間分のデイチケット
夏はシティバイク(レンタサイクル)を活用するのもおすすめ!
▲ヘルシンキのシティバイク
夏の間は、ヘルシンキでシティバイク(レンタサイクル)を利用するのもおすすめです。
24時間使えて5ユーロ、30分以内に一旦返す必要がありますが、シティバイクのステーションはヘルシンキのあちこちにたくさんあるし、返してその場ですぐ借りても大丈夫です。駐輪場のことを考えず、身軽に動けるよいシステムです。
実際に2018年の7月に使ってみたところ、ヘルシンキの夏は暑くもないため、快適に移動が出来ました。
自転車で市内をめぐる現地ツアーもありますが、ガイドつきとはいえ3~4時間で7,000円前後はするため、シティバイクの利用を検討する価値は十分にあると思います。
デイチケットもあれば、かなり自由にヘルシンキ内を動き回れます。
VRの列車代金は、前もってWEBで買うと大幅に節約できる!
▲揺れが少なくて快適なVR車内。無料Wi-Fiもある
フィンランドの列車は、早めにWEBで買うとかなり安くなります。
例えば手元のガイドブックを見ると、ヘルシンキからタンペレまで30ユーロほどと書いてありますが、実際は8.9ユーロで購入できました。
払戻しの出来ない、SAVER TICKETと呼ばれるチケットですが、5ユーロで変更は可能です。
2018年7月に旅行した際は、時間にして2時間ほどの、タンペレ-トゥルク間も8.9ユーロ、トゥルク-ヘルシンキ間を9.7ユーロで購入できました。事前の座席指定までできるので、安心して出発できます。
ナーンタリのムーミンワールドは、自力でバスで行けば交通費が安い!
▲ムーミンワールドのムーミン屋敷
夏季のみオープンする、ナーンタリのムーミンワールドは、人気の割には行きにくい場所にあります。
ナーンタリには列車の駅がないため、ヘルシンキからは列車でトゥルクまで行って、タクシーかバスでナーンタリに向かうことになります。
しかも、バスターミナルはトゥルクの駅から少し離れたところにあるので、タクシーを使いたくなるところですが、フィンランドのタクシーは高いので節約には向きません。
2018年7月に行った時には、ヘルシンキからトゥルクの列車(VR)が9.7ユーロ、トゥルクからナーンタリのバス代金は、3ユーロでした。
いずれどこかのページで詳しくご案内しますが、頑張ってバスターミナルを見つけるかいはある節約方法です。また、大きな荷物を抱えていると大変なので、ヘルシンキから日帰りで行くのがおすすめです。
⇒フィンランドの夏は、ナーンタリのムーミンワールドへ♪行き方や営業期間、所要時間など
ショッピング、お土産代を節約する方法♪
アラビアのムーミンマグは、スーパーで安く売られている!
▲ヴァンター空港で売られるムーミンマグ(19.7ユーロ)
フィンランドでは、ムーミンがつくと大抵のものは高くなります(日本でミッ〇ーマウスがつくと高くなるのと同じですね)。
上の写真は、ヘルシンキのヴァンター空港内で売られていたムーミンのマグカップで、一つ19.7ユーロ(2,561円)もします。
ムーミン効果があるにしても、かなり高いですね。
▲ヘルシンキのスーパーで売っていたムーミンマグ(13.3ユーロ)
ところがヘルシンキ郊外のスーパーでは、同じカップが13.3(1,729円)ユーロで売られていました。
新しい図柄がないとか、何か違いがあるのかもしれませんが、6.4ユーロ(832円)の差は大きいですよね!
イッタラのグラスも、スーパーの方がはるかに安い!
▲イッタラのグラス(タンブラー)も安い!
アラビアのマグと同じように、イッタラのグラスもスーパーで安く売られていました。
2個セットで定価12.9ユーロ(1,677円)のグラスが、7.99ユーロ(1,038円)です。4.91ユーロ(639円)の差は超大きいです。
こちらは全く同じ製品が、4割近く安くなっています。
このスーパーは、ヘルシンキ郊外のマリメッコ本社に行く途中にありますので、ぜひお立ち寄りになることをおすすめします。
その他の費用を節約する方法
旅する季節を変えて、衣類(防寒着)の費用を節約!
▲ここまで揃えると、数万円はかかる
フィンランドの冬は日本と比べて格段に寒く、しっかりした防寒着が必要となるので、その分の費用がかかります。
重ね着をして厚手のジャンパーをはおり、ズボンも手袋も二重にして、スノーブーツまで履こうと思ったら、結構な出費となりますし、現地でレンタルしてもそれなりに費用がかかります。
この費用は、冬の旅行を避けて、夏や秋に旅行することで節約できます。
実は、オーロラは8月の終わり頃から見えるため、オーロラ目的なら冬を選ぶ必要はありません。むしろ12月や1月は、雪雲が常にあって、オーロラ観測の可能性は秋より下がるという報告もあるほどです。
また、冬は寒すぎて、1万円以上はするオーロラバスを利用しないと観測が厳しいのですが、秋ならその分も節約できます。
もちろん冬しかできないこと(犬ぞりやスノーモービルなど)をご希望の方には当たりませんが、そうした遊びを考えていない年配の方などには、オーロラが見られてそこまで寒くもない、秋の旅行をおすすめしています。
寒すぎないので、街歩きなどにはむしろ好都合です。
サウナ体験には、まずホテルについている無料のサウナを利用してみる!
▲ホテルの部屋についているサウナ(ロヴァニエミ)
フィンランドに行ったら、現地でサウナを体験してみたいですよね。
でも、公共サウナの料金は案外高く、新しいサウナほどキレイでいいのですが、その分高かったりします。
例えば、ヘルシンキの海沿いにあるロウリュという公共サウナは、2時間の利用料金が19ユーロ(2,470円)です。
とりあえず体験してみるなら、ホテルにある無料のサウナがベストです。もっとも簡単なのは、ラップランドのホテルによくある部屋つきサウナで、他の人に配慮することなく、気ままに利用できます。
ヘルシンキのホテルには、部屋つきサウナは少ないようですが、宿泊客が使える無料サウナはあることが多く、こちらは他の宿泊客も利用するので、ちょっとサウナ文化を味わいたい方に向いています。
公共のサウナに行く場合と比べると、1500円から2500円くらいの節約になるでしょう。
いかがでしょうか。
このように、物価の高いフィンランドでも、賢く節約しながら楽しい旅をする方法があるんです。
また、むしろその方が、現地での体験が豊かになったり、浮いた費用を現地ならではの体験に使うこともできたりします。
あまりにせせこましいのは考えものですが、賢く節約して、楽しいフィンランド旅行をお過ごしください!
(またいい方法があったら、このページに追加していきます。。)