【ブータン旅行記17】ブータンの国獣に会いに行こう!ティンプーにあるターキン保護区へ
クズザンポー。特に動物に強いこだわりはありませんが、ブータンの国獣となれば見ておきたい黒崎です。
ティンプーの街中から車で30分ほどの場所、しばらく丘を登って行った場所に「ターキン保護区」があります。
ティンプーのブータン保護区に到着!
▲ターキン保護区の入口
門の上にターキンのオブジェがありました。
この像によると、結構足が長くてスリムな動物のようですね。
▲ターキンのオブジェ
もともとは、以前外国から多くの人を招いた際に、あちこちから動物を集めて動物園をつくったそうです。
その後全て放したのですが、ターキンだけはここに住みついたため、保護したのだといいます。
さて、では門をくぐってターキンに会いに行ってみます。
ターキン保護区に入場!
ブータンではガイドさんが払ってくれるので関係ありませんが、ちなみに入場料は100ニュルタム(約200円)、現地の人は半額でした。
▲カフェテリアがある
門を入ってしばらく進むとカフェテリアがあり、ここで食事を取ることもできるようです。
それを越えて坂道を登っていくと、金網で仕切られたエリアがあり、ターキンはその向こうにいます。
▲距離はないが、そこそこの坂道を歩く
▲金網で囲まれた、保護エリア
ブータンの国獣、ターキンとご対面!
さあ、いよいよごターキンとご対面!と思って歩いていくと、いましたいました。
まずはこちら…。
▲なぜかシカ
あれっ?
これシカですよね?
聞けば、金網で全てを囲ってあるわけではなく、山に向いた方は開いているため、シカなども入ってくるそうです。
小ジカの他に、大人のシカもいました。
そしてお次は…、
今度こそターキンとご対面!
▲またシカ?
色の違うシカかと思いましたが、これが子供のターキンです。
まだ小さくて細身で、角も短く、かわいらしい目をしていますね。
そしてこちらが本命の…、
大人のターキン登場!
▲大人のターキン
大人のターキンです!
入口のオブジェと比べると、いろいろ短いようにも思えますが、まぎれもない本物のターキンです。
この個体はさほどでもないですが、大きいものは体長2m、体重400kgにもなるそうです。
ターキンの特徴は、ウシとヤギを足したような姿で、かなりずんぐりしていて足も胴体も短いです。
子供の頃とも、大分違う姿ですね。遠くには、もっと多くのターキンが見えました。
少し前に放映した「世界ふしぎ発見」で、ターキンは意外に攻撃的と言っていたので、突っ込んでくるところを動画に撮ろうと思っていましたが、こちらを無視して草を食むばかりで、一向に攻撃してくれませんでした。
ただ、草を食む様子は撮影できました。
▼ターキンの動画
罰金もあり!注意事項の多い、ターキン保護区
▲保護区には多くの注意書きがある
ターキンはブータンの国獣ですから、保護のために様々な注意事項が書かれています。
その一部をご紹介しましょう。
DO NOT LITTER AROUND THE ENCLOSURE(ごみを散らかさないで)
DO NOT FEED THE ANIMALS(動物にえさを与えないで)
STAY AWAY FROM THE FENCE(フェンスに近づかないで)
DO NOT TEASE THE ANIMALS(動物をからかわないで)
他にも、「花を抜かないで」「犬を連れてこないで」「騒がしくしないで」と、いろいろな注意が書いてあります。
違反した場合、一度目は罰金500ニュルタム(約1,000円)、二度目は1000ニュルタム(約2,000円)と記載がありました。
ターキンが山の上の方に行ってしまうと、ほとんど見えないこともあるそうですが、間近で子供を一頭、大人を二頭、遠くにはもっと多くを見ることができたので、実はツイていたようです。
とにかくターキンに会えてよかったです。
さて、これで気が済んだので、街に降りてランチに向かいます。