【ブータン旅行記8】ブータンの首都ティンプーに移動、黄金の大仏へ
クズザンポー..。羽田から深夜に出発して、着いたばかりなのでちょっと眠い黒崎です。
さらに、ご飯を食べたばかりで車に乗って、パロからティンプーに移動(約1時間強)したので、ひとたび睡魔に襲われるともう抵抗できませんでした。
舗装されてきれいな山道を、カーブで曲がる度に車内に頭を打ちつけながら、約1時間揺られてティンプーに到着しました。
ブータンの首都、ティンプーに到着
▲ティンプーに到着
首都ティンプーは急速に発展中で、建設ラッシュの最中にあります。
人口80万人足らずのこの国で、ここティンプーに10万人ほどが集中しています。
そのため、伝統的な家屋ではなく、マンションやアパートのような建物が目立つようになってきています。
ただ、この建築バブルのような状況が、当のブータン人にはあまり反映されていないのだそうです。
というのも、建築現場で働くのはもっぱらインド人で、ブータン人は「得意ではないからやらない」のだそうです。
それでいいのかな、と思いますが、欲がなくてのんびりしているのがブータン人の性格なのでしょうね。
クェンセル・ポダン(ティンプー大仏)
ティンプー郊外の山あいにある金色の巨大な大仏で、高さは50m以上あります。
詳しいいきさつは知りませんが、何でもシンガポールと香港の大金持ちが寄進したそうです。
大仏や台座は完成していますが、ふもとから上がる階段や広場は未完成で工事が続いています。
ここでもインド人がせっせと働いていました。
▲大仏が見えてきた
▲ティンプー大仏(高さ約52m)
台座の中には仏間があり、入ると仏像がたくさん安置されていました。
落ち着いた、かなりきれいな場所なので見学(参拝)の価値があります。
例によって靴を脱いで入り、写真の撮影は禁止です。ブータン人にならってお参りしてみましょう。
ガイドさんの真似をして、何度もひざまずいて参拝すると、中にいた僧が、聖水のようなものをヤカンからちょっとくれました。
サフランの色でしょうか。手で受けてみると黄色い色がついており、それを口に含んでいただきました。
仕事熱心なブータン人のガイドさんも、仏間に入った時は案内より祈りを優先するようです。
彼らは真剣に行っているので、邪魔をせず、時には同じように真似て祈りを捧げてみましょう。
一応、我々日本人も仏教徒の端くれですからね。
▲まだまだ工事中。働いているのはインド人
ガイドブックには、「2015年現在で大仏はほぼ完成している」とありました。
確かに仏像は出来ていますが、敷地内はまだまだ工事が続くようです。
かなり大きな集会や、宗教行事などができるようになるようです。
丘から見下ろすティンプー市内
▲ティンプー市内。谷に沿って街がつくられたのがわかる
▲坂道を下ってティンプー市内へ
非常に大きな階段をつくっているようです。
いずれは大勢の人が参拝し、この階段が人で溢れるようになるのかもしれません。
ティンプー大仏は、高台にあって金色で目立つため、街中からも見ることができます。
後日、プナカから帰ってくる道でも見えましたので、ティンプーの近くを通る時は探してみてください。