【ブータン旅行記44】パロ空港から日本へ。出国手続きと乗り継ぎの様子をご紹介します。
クズザンポーラ。いい旅ブータンの黒崎です。
初のブータン視察を終えて、いよいよパロ空港から日本に帰国します。
往路と同様、まずブータンエアラインズに乗り、いったんコルカタに着陸してまた飛び、バンコクでタイ航空に乗り換えます。
▲パロ空港の出発ターミナル
空港の表示
今日のブータンエアラインズ(B3)はスケジュールチェンジのため、約2時間遅れて12:45発になったはずですが、空港に着いてみると外の掲示板に、元のままの時間が出ていました。
一瞬ドキッとして職員に確認してもらうと、やはり2時間遅れでしたが、このあたりは非常にいいかげんです。
ガイド氏とはここでお別れです。彼の家はティンプーですがパロの方が物価が安いので、買い出しをしてティンプーに帰ると言っていました。
空港内に入ると、中には電光掲示板もなく、B3のカウンターに行くまで時刻の確認もできませんでした。
▲パロ-バンコクへのB3 700便は12時45分発になったはずだが、表示は元のまま
ブータンエアラインにチェックイン
でもブータンエアライン(B3)へのチェックインはスムーズで、係員はバンコクでの乗継と荷物の扱いもきちんと説明してくれました(その点、羽田の職員よりずっとしっかりしています)。
ここでもらえるのは、パロ-バンコク間の搭乗券で、バンコク-羽田のタイ航空の搭乗券は、バンコクのトランスファーカウンターでもらいます。
タイでは入国しない、搭乗券はトランスファー・カウンターでもらう必要があるけれど、荷物はスルーで流れる、だからカウンターで確認だけして欲しい。
往路にそのやり方で来ているのでもう分かりますが、きっちりそう説明してくれました。
▲ブータンエアラインズの搭乗券(パロ-バンコク間)
出国審査
実を言うと、うっかりそのまま出国審査に行ってしまい、出国カードがないと指摘されて戻りました。
そういえば、ブータンは入国カードだけでなく、出国カードもいるんですね。
ところが戻って探しても、カード置き場にはなぜか入国カードしかありません。
出発ターミナルなのに妙な話で、まわりにいたインド人たちも出国カードを探していましたが、そのうち職員らしき人が持ってきたので自分の分をもらって書きました。これで出国できます。
両替所は空港に入ってすぐの場所にあり、出国審査を終えた先にはありません。
▲パロ空港の両替所
出国前に小さな土産物屋があって、ブータンの品をいくらか購入できます。はちみつや赤米などがありました。
▲空港のショップ(OGOPは、ブータン製品を扱う表示)
出国審査後の場所でも買い物は出来ますが、空港にあるウイスキーのショップにはブータンのウイスキーが置いていないため、買うなら市内で買っておく必要があります。
▲パロ空港のウイスキーショップ。ここではブータンのウイスキーは売っていない
また、ブータンの民芸品などは搭乗待ちの場所で買えます。トイレが随分きれいだったのが印象的です。
▲待合室の土産物屋
搭乗口
搭乗口(というより空港建物からの出口)が見えているのですぐ分かりますが、掲示板はないためアナウンスと人の動きが頼りです。
思ったより早く搭乗が始まり、出発ゲートを出て「あっちだよ」と指差された方にある飛行機まで歩きました。
一本の滑走路の脇にチョコンと建物があり、飛行機は一機しかない、とてもさっぱりした空港です。
▲搭乗口にも小物を扱う店がある
▲
離陸
搭乗がスムーズにいったせいか、12:15には機が動きだし、12:25には離陸しました。なかなか素早いですね。
山合いを縫うように飛び、50分でコルカタに到着。40~50分後に再び離陸し、2時間15分飛んでバンコクに到着しました。
機内食は往路と同様、パンとカレーです。飛行機が小さいので乱気流には弱く、時々揺れてシートベルト着用サインが出ていました。
▲ブータンエアラインズの機内食 一回目
▲ブータンエアラインズの機内食 二回目
バンコクにて乗り継ぎ
バンコクのスワンナプーム空港は、パロ空港に比べると比較にならないほど大きく賑やかです。多くの飛行機が駐機する中を、バスや空港車両がひっきりなしに行き交います。
▲トランスファーカウンターでタイ航空の搭乗券をもらう
▲タイ航空の搭乗券と荷物のタグ
本来はここで6時間以上の乗継時間があるのですが、今回は4時間強で済んだのでラッキーです。往路と同様、まずトランスファー・カウンターに行って手続きを済ませ、あとは空港内を歩き回りました。
バンコクのスワンナプーム空港
スワンナプーム空港は非常に広いので、歩き回りがいがあります。
トランジットホテルは数時間から利用できますが、まあそこまでの時間でもありません。
マッサージなどもありますが、もともとあまり興味がないし、タクツァン僧院で日焼けしてちょっとヒリヒリするので行きませんでした。
▲エクスプレス・スパ
広い空港内をくまなく歩き、MANGO TREEというタイ料理の店でトムヤンクンを食べて時間を潰していました。この店は2つあり、1つはカジュアルな感じで、今回は行った方は落ち着いた雰囲気なのに料理や値段は同じです。
▲MANGO TREEで食べたトムヤンクン
▲こちらはショップ。店は大量にある
広いので、他にも複数ある店がありました。
タイ航空の機内
バンコク発のTGは、大きな機材(B747-400)で一部が2階建てになっていました。シートピッチも若干広く、機内が広いため開放感があります。
その上空いていたので快適でした。フライト時間は5時間少々。バンコクは近い!
▲タイ航空の機内。機材が大きいので広々としている
▲タイ航空の機内食。酢豚。おいしい
というわけで、乗り継いで日本に帰ってきました。
ブータンに行く際のバンコクでの乗り継ぎは、トランスファーカウンターでの手続きがあったりして慣れないと不安ですが、ブータンエアラインズのスタッフが優秀で、間違いなく手続きしてくれたので良かったです。
復路はバンコクで乗り継ぎ時間が長かったりもしますが、空港にはいろいろと施設があるのでその気になれば退屈しないでしょう。
さて、今回ブータンに行ってみて、大分様子が分かりました。
単純に「幸せの国」と括ることはできませんが、のんびりした雰囲気、仏教を信じる人々、手つかずの自然など、ユニークな点がいくつもあり、やはりどこか特別な国だと感じました。
そんな気になる国ブータンの情報発信を、これからもどんどん行いますのでご期待ください!