【ブータン旅行記43】ダショー西岡氏の、ニシオカ・チョルテンを見てきました
クズザンポー。今日がブータン視察最終日の黒崎です。
パロ空港近くのドゥク・チェンホテルに泊まっていますが、インド人グループが入っているため朝食もインド風です。
オムレツなどは焼いてくれますが、昨夜食べ過ぎたので軽く済ませて支度に入ります。
▲インド風の朝食ビュッフェ。チャパティやダール(豆カレー)が並ぶ
▲ごく軽い朝食を済ませる
本来であれば、8時か8時半にはチェックアウトして空港に向かうのですが、フライトが2時間遅くなったのでゆっくりチェックアウトし、最後の視察であるニシオカ・チョルテンに向かいました。
▲車を降りてチョルテンへと歩く
ニシオカ・チョルテン
西岡氏は、ブータン農業の発展に尽力した日本人で、ダショー・ニシオカと呼ばれてブータン人から尊敬されています。
ブータン国王から、外国人で唯一「ダショー」という最大の敬称を与えられ、日本人でありながら、有力者が亡くなった時に建てられるチョルテンがあります。
ニシオカ・チョルテンは、ドゥクチェンホテルから30分ほどの、連なる棚田を見下ろす丘の上にあります。
ガイドさんに聞いたところによると、棚田自体はもともとブータンにあったそうで、西岡氏は日本から作物の種を持ち込み、農業用機械の使い方を指導したのだそうです。
▲西岡氏の経歴を説明する案内板
1964年から1992年までの、実に28年間に渡ってブータン農業の発展に身を捧げました。
▲ニシオカ・チョルテン
丘の上に白いチョルテンがあるだけの場所ですが、チョルテンをつくってもらえるのはものすごい栄誉です。
日本人としては、足を運んでおくべき場所でしょう。
ちょっと面白かったのは、棚田を見下ろせる場所から、タクツァン僧院のように丘の上にある寺院が見えたことです。
本物よりはるかに低い場所にあるのですが、インド人観光客はガイドをつけずにブータンを旅行できるため、本当に間違えて行ってしまうことがあるそうです。
▲ちょっとタクツァン僧院に似てる?
▲眼下に広がる棚田
さて、これで視察は終わりで、あとは空港を残すだけです。
最後の視察(というより帰国のために)、パロ空港に向かいます。