【ブータン旅行記34】民家に宿泊。バター茶を飲んで民族衣装の「ゴ」を試着♪
クズザンポー!普段はそれほど民族衣装に興味がないけれど、ゴを着られるなら着てみようと思う黒崎です。
パロの街で適度に時間をつぶして、今日宿泊する民家へ向かいました。
農家と聞いたのでもっと遠いと思っていたら、パロの街から拍子抜けするほど近く、ほんの15分くらいで着きました。
パロはどこに行くにも近くていいですね。ガイドさんとドライバーも一緒に泊まります(部屋は別)。
今夜はここに宿泊。ブータン人の民家に到着!
▲ブータンの民家(二階建て)
急な階段を登って家の中へ
古いブータンの家は、家の外にある急な階段で二階に上がるつくりになっています。
もとは一階が家畜古屋で、冬の間の暖房のような目的もあったそうです。寒い季節に燃料を節約する、ブータン人の知恵だったのでしょう。
ただ、現在は衛生上の問題から、家畜は別の場所で飼うよう指導されています。
▲階段を上がって家に入る
▲リビング兼ダイニング。やはり国王の写真がある
▲冬の寒さを思わせるストーブ
ウェルカムバター茶でおもてなし
階段を登って荷物を上げ、まずは居間でバター茶をご馳走になりました。
チベット文化圏で飲まれるバター茶は、まずいと聞いていましたが、そんなことはありませんでした。
色はあまりきれいではないですが、案外いけます。
あられのようなものを出してくれたので、入れてポリポリかじりながら飲みました。
▲バター茶によるおもてなし
▲バター茶とあられ(のようなもの)
ゴ(女性の場合はキラ)の試着体験。ゴの着方は独特
さて、バター茶で一息ついたら、次は民族衣装「ゴ」の試着体験です(女性の場合は「キラ」となります)。
着物とも違う独特の着方をするので、家のお母さんとガイドさんに着せてもらいました。
途中までは浴衣と同じですが、お腹のあたりを持って裾を引き上げ、それを後ろにまわして帯(ケラ)でしばります。
この引き上げたたるみの分が、何でも入るお腹のポケットのようになります。
袖のところが白いのは、白い布を別に取りつけているもので、ゴそのものが汚れるのを防ぐためかと思います。
2~3種類あって色と柄を選ばせてもらえたので、紫色のを選んだところ、意外にもずっしりと重くて驚きました。
これだけしっかりした布を巻きつけていれば、冬の寒さもしのげそうです。
値段も早々以上で、これは手織りのものなので20~30万円くらいの品だと言っていました。
機械織りだとはるかに安くなるそうです。
▲ゴの試着。ずっしりと重い!
キラやゴの試着体験はいい記念になるでしょう。
日本人とブータン人は顔立ちが似ているので、一気に現地の人のようになります。
▲仏間。各家庭に立派なものがある
▲仏間でお祈り
せっかくなので仏間に入り、この家の先祖に敬意を表しておきました。
(この家では、仏間で写真を撮ってもいいと言っていました)
さて、そうこうするうちにドツォ(石風呂)の準備が整ったようですので、行ってみます。