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似ているようで結構違う?日本人とブータン人の違い

黒崎 康弘

この記事を書いた人

いい旅ブータン 黒崎康弘

一見すると、日本人とブータン人はかなり似ています。

信仰の強さは違っても同じ仏教徒で、顔立ちが似ているし、着物のようなものを着ていて、お米を食べるところも似ています。

でも実は結構違うところもあるので、日本人とブータン人の違いを集めてみました。

結婚しても苗字は変わらないが、だんだん名前が増えていく

ブータン人には、家族としての苗字がありません。

例えば「ツェリン・ニドゥップ」という人の場合、苗字と名前に分かれているように見えますが、どちらも名前です。

そのため、結婚しても離婚しても特に変化しません(そのために離婚が多いという噂もあります)。

ただ、名前が増えることはあります。

有名なお寺を訪れると、僧侶に名前をもらうことがあって、それをつけ加えていくのです。

また別のお寺を訪れるとさらに増えるため、

「ツェリン・ニドゥップ・○○○・△△△・□□□」

というように、理論上は有名なお寺の数だけ増やせることになります。

ブータン人にとって名前は、家族というより個人を表すもので、その人がどのお寺を訪れたかも記録されていくもののようです。

日本でも死後にお寺で戒名をもらいますが、それとは大分違っていますね。

チミ・ラカン

▲お寺に行くと名前が増える?

基本的に、お墓はつくらない

ブータン人は敬虔な仏教徒ですが、日本人と違ってお墓はつくりません。

人が亡くなると火葬して川に流し、多少の遺灰を土と混ぜて置いておいたりしますが、それもいずれ風化してなくなります。

これは、死後49日で生まれ変わるという仏教の考え方と合っています。

亡くなってもすぐ生まれ変わるとなれば、確かにお墓はいらない気もしますね。

ちなみに、著名な僧や王様が亡くなると、チョルテンと呼ばれる仏塔をつくることがありますが、その場合も遺骨や遺灰は入っておらず、あくまで記念塔のような位置づけのようです。

死生観は日本人と大分異なっており、死者に執着するのはよくない、という考え方を持っています。

お墓はつくらない

▲お墓はつくらない

魚はあまり食べない

遺灰を川に流し、小さな子供が亡くなった場合は火葬せず川に流すため、魚がそれを食べることになります。

そうしたこともあってか、魚は神聖なものと捉えているようで、多くの川があっても、魚をとって食べることはあまりないようです。

釣りをする人も少ないため、魚たちにとってブータンは幸せの国といえるかもしれません。

ブータンの川

▲川の水がきれいでも、釣りはあまりしない

肉を食べない月がある

断食とまではいきませんが、ブータンには「肉無し月」というものがあって、一か月の間、市場やスーパーで肉を一切売りません。

これは仏教の教えからくるもので、釈迦の生誕に合わせてブータンの暦で決められ、年に二回行われます。

西暦だと2月頃と6月頃にあたり、法律で肉の販売が禁止されるのでお店では買えません。

ただ、肉を食べることは禁止されていません。

そのため、レストランではお肉を食べられるので、私たち観光客にはあまり関係がありません。

また、ブータン人はお肉が大好きな人たちなので、肉無し月の前に買いだめに走り、せっせと干し肉をつくって備えるそうです。

肉無し月はMEAT CLOSED

▲スーパーの精肉コーナー(肉無し月のため封印中)

箸は使わない

日本人の食器といえば箸ですが、ブータン人は箸というものを使いません。

主食は同じように米ですが、ブータン人は手で食べます。

麺料理もありますが、手で食べやすいように汁が少ないタイプで、モモという餃子のような料理が好まれますが、これも手でつまんで食べます。

ですから一般的なブータン人に箸を渡してもまず使うことはできず、日本のおそばやラーメンを食べる場合はフォークが必要になるようです。

レストランでは、私たち観光客向けにちゃんとフォークやスプーンを用意してくれます。

ブータン 民家での食事

▲ブータン人は手で食べる

ハエや蚊を殺さない

ブータン人は、輪廻転生という仏教の教えを本気で信じています。

六道(りくどう)と呼ばれる6つの世界があって、現世でよい行いをすれば来世もよい世界に生まれ、悪い行いが多ければ厳しい世界に生まれてしまうと考えています。

そのため殺生を嫌い、ハエや蚊が食卓にいてもまず殺すことはありません。

虫が飛んでいると許せない日本人の感覚とは大分違いますが、もし容赦なく虫を殺すと、一緒にいるガイドさんが胸を痛めることになるため、予め知っておく方がよいですね。

輪廻転生の図

▲六道を表す絵

女性を積極的に口説く

ブータン人は見た目が真面目なので、実際に口説かれないとピンとこないかもしれませんが、ブータン人の男性は、女性と見れば積極的に口説きます。

これは、人口が少なく出会いが少なかったことにも起因しているのでしょうけれど、真面目そうな外見とは違い、決して禁欲的ではありません。

もちろんそうしたことは個人の自由ですが、日本人とは感覚が違うということを覚えておきましょう。

アマンコラ パロの係員

▲(イメージです。これは普通に会話中の様子)

あまり物欲がない

特に年配のブータン人は、あまり物欲がないのですが、これには仏教の教えの他に、ブータンの地形も影響しています。

山に隔てられた村や街は、とにかく行き来が大変で時間もかかります。

そのため、自給自足できないものを物々交換して済ませてきた経緯があり、貨幣経済があまり発展しなかったのです。

今でも大きなマーケット(市)が立つのは毎日ではなく、週に何度かだったりします。

そのため、物欲がないというよりは、お金の使い方がよく分かっていないようなところがあります。

それは、たまたま大金を手にした時に貯めておくことをせず、一気に大きな買い物をしてしまうような行動にも現れます。

お金を貯めるという意識が薄いため、先のことを考えて頑張るという気持ちも弱いようです。

ですからブータン人は、日本人の目からすると非常にのんびりしていて、努力家は少ないように見えるようです。

ブータンの通貨 ニュルタム

▲お金にはあまりこだわらない?

歩くのが遅い

都会に住む日本人と比べると、ブータン人は明らかに歩くのが遅いです。

これはブータン人に物欲があまりなく、お金を稼いで蓄えるという意識が薄いことと関係しているように思えます。

日頃あくせく走り回っている日本人からすると羨ましくも思えますが、せめてブータンを旅行中には同じようにのんびりして、リラックスして過ごしてみましょう。

ゆっくり歩く

▲基本的に歩くのは遅い

まとめ

いかがでしょうか。こんな風に、日本人とブータン人は大分違っているのがお分かりいただけたことと思います。

ただ、のんびりした仕草にも、歴史的、地理的な理由があるので、ブータンを旅する時は、こんなことを意識してみるのも面白いと思います。

ブータン旅行ではガイドさんが一緒にいるので、失礼でない程度に聞いてみるのもおすすめです。

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