前回の記事に引き続き、モンゴルのウランバートルからロシアのイルツーツクへの旅をご紹介します。
国際列車でイルクーツクへ
ウランバートル駅で国際列車に乗り、車内で入国審査と入国審査を受けてイルクーツクへ向かいます。
モンゴルからロシアへの国際列車では、英語がロクに通じない係員を相手に、モンゴルの出国手続きとロシアの入国手続きを行うのは少々大変でした(汗)。
でも車窓からは、まさにこの列車に乗らなければ見られない風景を楽しめます。
▲モンゴルからロシアへの国際列車
列車が進んでいくにつれて、草原が途切れて水面が広がりました。
この旅のハイライト、世界遺産バイカル湖です。
まるで海!蒼く広大なバイカル湖
▲どこまでも広がるバイカル湖
このバイカル湖は、世界一の水深(平均744m、最深部1600m以上!)を誇り、世界一透明度が高いとされる湖です。
大きさは琵琶湖の40倍以上もあり、水深が深いため水量が膨大で、世界中の淡水の20%近くがこのバイカル湖にあるといわれます。
対岸は全く見えない上に、水面が空とつながってしまい、湖と空の分かれ目がどこかも分からない絶景でした。
▲バイカル湖の展望台へ向かうロープウェイ
▲チェルスキー展望台からの眺め
この大きさはどう見ても海です。頭で分かっていても、とても湖とは思えません。
▲バイカル湖の湖上
モーターボートで湖上で出てみました。
沖へ出た方が水の透明度が高く、天気が良かったため、青く静かな湖面が印象的でした。
バイカル湖博物館と水族館
バイカル湖博物館で湖の歴史を学んだ後は、水族館でバイカル湖の生き物を見学しました。
バイカル湖は、世界一古いといわれる湖で、外界の影響を受けずに独自の生態系を育んでいるため、ガラパゴス諸島と並ぶ「生物進化の博物館」といわれます。
水族館に入ると、丸々と太った魚?が泳いでいました。一体なんでしょうねコレは?
▲丸々と太った魚?
良く見たら、魚ではなくバイカルアザラシでした。
バイカル湖の冷たい水の中で暮らすには、体に脂肪を蓄える必要があるのは分かりますが、少々太りすぎのようです。
でも、丸々として本当にかわいかったです。
▲バイカルアザラシ
それにしても丸いですね。大きなフグかと思ったほどです。
こんなに太っていてよく水に潜れるものです。
▲丸すぎるバイカルアザラシ
ちょっとアザラシに気を取られすぎましたが、今回も見どころ一杯の旅でした。
バイカル湖を訪れるのは大変ですが、日本にいては決して見られない絶景を味わうことができます。