▲イベリア航空のカウンターにて
こんにちは。いい旅代表の黒崎です。
10月に、約18年ぶりに再就航したイベリア航空で、スペインのアンダルシア地方を中心に見てきました。
スペインは年間6000万人以上の観光客が訪れる国ですが、イタリアなどに比べると、日本で具体的に知られているものは少ないのではないでしょうか。
例えば都市にしても、イタリアならローマ、ミラノ、ヴェネチア、ナポリとすらすら出てきます。
でもスペインだと、マドリッド、バルセロナあたりで止まってしまう気がします(そんなことはないという方も、いらっしゃるとは思います)。
今回はマドリッドから入って、マラガ、グラナダ、コルドバ、セビリアとまわります。
さてそれでは、まずイベリア航空の様子からレポートしてみます。
▲今回の行程図
イベリア航空で出発!
自宅の最寄駅から、朝6時10分のバスに乗って成田空港第二ターミナルへ。フライトが11:20発なので、朝の出発は少々早くなります。
約18年ぶりに再就航したIB(イベリア航空)は週3便の運航で、今日乗るのはマドリッドから来た2本目のフライトが戻る便です。
カウンターの職員もまだ不慣れなため時間がかかり、荷物の預け入れに際してトラブルがありました。
マドリッドに着いたら一泊して、翌日マラガに飛ぶ行程なので、搭乗券(BORDING PASS)は、マドリッド-マラガ間のものも予め出してもらい、荷物はマドリッドで受け取る予定でした。
ところが、いくつかの荷物の行き先がマラガになっていたため、マドリッドでスーツケースが出てこず、時間をかけて職員に調べてもらっても見つかりません。
しかも、翌日のマラガでも受け取れず、結局最終日まで手元に戻ってきませんでした。
今回は私の荷物ではありませんでしたが、ツアーで同じことが起こらないように注意したいと思います。
同じEチケット内に乗り継ぎ便がある場合、預け入れる荷物に貼られるステッカーを、必ず確認すべきです。
イベリア航空の機内
エコノミークラス
▲イベリア航空のエコノミークラス
さて、イベリア航空の座席ですが、ロングフライトの割に広くはありません(狭いです)。
エコノミーは、前の座席に私のヒザが少し触れる程度のシートピッチなので、前の座席を倒されると相当な圧迫感があると思われます。
往路は、再就航式典に伴って来日したスペインの偉い人たち帰国する便だったので、ビジネスクラスを増やすために機材変更して大きくなっていましたが、帰りと比べて特に座席が広いということはありませんでした。
往復とも通路側で、たまたま横の座席が空いていたので、足を斜めに伸ばせて幸運でしたが、横の人がいたら相当疲労度が違っただろうと思います(往路便は空いていたため、4席使って寝ている人もいました)。
▲座席はちょっと狭い
IBの画面表示
席に座ると「Hola(こんにちは)」と表示があるタッチパネルがあったので、早速いろいろといじってみました。
▲座席の液晶画面
目的地の天候や気温が表示されますが、どうもちょっといい加減です。
この時期のマドリッドが34℃というのは暑すぎると思い、現地で聞いたらそんなに暑くなかったそうです。
それに、日曜日に到着なのに、水曜日と木曜日の案内をしているのも不思議です。
▲いい加減な表示(Madrid Today 34℃)
ちなみに復路便の表示は、マドリッドが東京に変わっただけで、あとは全く同じでした。
(当然東京もそんなに暑くはありません)
このいい加減さが、スペイン流なのでしょうか。
▲帰りもいい加減(Tokyo Today 34℃)
▲WiFiは有料
映画、機内食など
直行便なのはいいのですが、飛行時間13時間はかなりの長さですので、往路で映画を4本見ました。
映画は新しいものがいろいろあり、日本語を選べるものもいくつかあります。イヤホンもくれますが、プラスチック製で耳が痛い上に聞こえ方が良くないため、自前のものがあればそれを使った方が快適だと思います(酷評ばかりで恐縮です)。
機内は往復ともえらく寒かったのでブランケットをもらいました。今回の旅行で最も寒かったのはこのIB機内で、ブランケットは必須です。
機内食は、普通のホットミールが一度出た他は、パンかおにぎり一個を選べるものが一度と、サンドイッチ程度の軽食でした。ビールやワインは頼めばくれますが、やや寂しいですね。
▲機内食一回目
▲機内食二回目
▲機内食三回目
うーん、惜しい。絵的には二回目と三回目が逆の方がおいしかったのですが..。
味は悪くなく、ちゃんとおいしかったです。
ビジネスクラス
機を降りる際に、ビジネスクラスのエリアを通りました。座性配列こそ1-2-1ですが幅が狭く、特別によいビジネスではないようです。
追加費用を払ってビジネスクラスに乗った参加者の話によると、シートはフルフラットになり、身長180cmほどの人も足を伸ばせたといいますが、機内食はあまり振るわなかったそうです。
もちろんエコノミーに比べれば天国のような空間だろうと思いますが、ビジネスクラスに乗る方からすると、期待以上ではなかったようです。
▲ビジネスクラスのシート
▲和食になりきれていない、ビジネスクラスの機内食
直行便なのはよいのですが、座席とサービスは中東系キャリアに比べると劣ってしまいます。
ただ、昨年ドーハ経由でヨーロッパに行った際は、成田からドーハが約12時間、乗り継ぎに3時間、ドーハから6時間かかったので、それに比べれば、やはり直行便が飛んだのはありがたいです。
フライトアテンダントはちゃんと日本人もいて、細々と世話を焼いてくれました。
(次回の視察記に続きます)