【ブータン旅行記11】ナムセリング・ホテルのアジアンなディナー♪
「ト ケチ」(tou kechi=お腹すいた)!
ティンプーの街を二時間うろついて、やっとホテルに帰って来た黒崎です。
このナムセリング・ホテルの夕食は19時からと聞いていたので、ちょっと過ぎたところで一階のレストランに行ってみました。
ビュッフェかと思っていましたが、スタッフに聞くと、メニューが決まっているといいます。
何か選ぶものはないのかと聞いても、どうやら完全に「おまかせ」のようです。
私は特に好き嫌いもないし、まだ準備も整っていないようなので、「ビア シュゲ」(bia shuge=ビールください)、とだけ伝えて言う通りにしてみました。
▲ビュッフェかと思ったらアラカルト
ナムセリング・ホテルの夕食(例)
ビールを飲みながらのんびりと待つつもりだったのですが、なかなかビールが出てきません。
でも、そんなことを不満に思うようでは、ブータン旅行は楽しめません。
忙しい日本とは違って、彼らには彼らの時間の流れがあるのですから、気長に待つことにします。
レストランではWi-Fiが入ったので、特に退屈もしませんし、まだ他にお客もいなかったので音楽も流していると、そのうち料理が運ばれてきました。
おひとり様で、アジアンディナーを満喫
ここの料理はブータン料理ではなく、やや中華っぽいアジアン料理でした。
でも、待たされたかいがあっておいしかったです!
パクチー入りの野菜スープ、パパイヤのサラダ、インゲン豆の炒め煮、アスパラのオイスター炒め、酢豚(のようなもの)、ライスに焼きそば、フルーツとデザート…。
とにかくどんどん出てきて、途中でやっとビールも持ってきてくれました。
私のようなおひとり様には量が多すぎましたが、ほとんどは野菜なので、ライスと焼きそばを残した以外は完食させていただきました。
ここのスタッフは、慎重に料理のお皿を運んできて、ものすごく丁寧にテーブルに置いてくれるのが印象的でした。
ちょっと対応が遅かったりと不慣れな様子ですが、丁寧に扱ってくれるのは気持ちのいいものです。
▲アジアンかつ中華風な料理。おいしい
▲ご飯はブータン流にたっぷり。おかずと一緒にいただく
ブータンのビール
実はいまいちだったものが一つあり、さんざん待ってから出てきたビールです。
「レッドパンダ」というブータンのビールで、個人的にはこのビールだけが微妙でした。
濾過しない製法のため、ビールのどぶろくのようなもので、濁っていて甘酒のような味がします。
後でガイドさんに聞いたところでは、彼もこのビールはあまり飲まないとのことでした。
ただ、価格は高くありません。
ホテルだと多少サービスチャージがかかりますが、ビール一本が150ニュルタム(約300円)です。
650ml入りなので安いですね。他のビールも試していこうと思います。
とにかく、ちょっと心配していたブータンの食事ですが、初日からおいしくいただけて安心しました。
初めての国で、料理に馴染みのないのは当然ですが、口に合うかどうかは結構大切ですからね。
私があらかた食べ終わる頃、インド人宿泊客が来て食事を始めていました。
インド人時間は、ブータン時間よりさらにゆっくりのようです。
そんな感じで、ブータンの夜はゆっくり更けていきました。