【ブータン旅行記10】ティンプーの街をのんびり歩いて、いろいろ面白いものを見かけました
クズザンポー!見知らぬ街に着いたら、自分の足で歩いて見るのが好きな黒崎です。
今日はガイドさんが「家があるから」という理由で帰ってしまったため、これ幸いと街をマイペースで歩いてみました。
そしてティンプーは、歩いてみると結構面白い街でした。。
▲ティンプーは車が多い(でも信号はひとつもない)
ティンプー市内を散策
街のつくりは非常に簡単で、一方通行のメインストリート(ノルジン・ラム)が一本あって、その両脇に大きな建物が並びます。
さすがにパロよりはずっと大きいものの、構造が単純なのでまず道に迷うことはないでしょう。
宿泊したナムセリング・ホテルからは、細い道を下ってすぐに大通りに出られて、地図を片手にしばらく歩くとおおよその配置がつかめました。
デリバリーピザ
ブータンの人たちはチーズを普段からよく食べるためか、最近ではデリバリーピザが人気のようです。
ホテルのすぐ近くでは「ドゥック・ピザ」という名前の店を見かけました。
きっと、唐辛子がたっぷりのったメニューがあるのでしょうね(エマ・ダツィ・ピザとか)。
この他に、「デリバリーモモ」もありました。いずれチェックしてみたいと思います。
▲ピザのデリバリー(ブータン人はチーズ好き)
ホンコン・ストリート
他の通りと少し雰囲気の違う場所を見つけたら、「ホンコン・ストリート」という名がついていました。
いくつか八百屋などが並んでいて、ガイドブックでも紹介されていたりしますが、名所というほどのものではありません。
あと、別にホンコンっぽくもありません。
ただ、ホンコン・ストリートと呼ばれるのはこの写真の通りだけではなく、もう少し坂を登ったエリアを含むようです。
そこにはスイス・ベーカリー、アート・カフェなど、もう少し楽しそうなものもあります♪
(ホンコンからはさらに離れてしまいますが..)
▲ホンコン・ストリート(さほどホンコンっぽくはない)
▲ホンコン・ストリートの八百屋
唐辛子がメインなのがブータン風ですね!(あ、またホンコンから離れてしまいました)
道を歩く人々
ティンプーでは、道を歩く人を眺めているだけでも興味深いです。
ちょうど夕方だったので、ティンプーの街を歩いていると、学校帰りの学生たちを多く見かけました(道も教えてもらった)。
学校に行く時、仕事中、ゾンやラカンに入る時に民族衣装の着用が義務付けられますが、放課後や週末は我々と変わらない服装をしています。
この日も、すでに着替えた学生と思しき子たちが街を歩き回っていました。
もともと顔立ちが似ているため、キラやゴから着替えると、日本人とあまり変わらないように見えます。
▲会社帰りの人たち。キラとゴを着て歩く
▲街を歩く少女たち(私服)
▲街を歩く少年たち(私服)
キラやゴを着ているのと私服では、大分雰囲気が異なります。服装って大切ですね。
他には、インド人の家族が賑やかに歩いていたりしました。雰囲気からして、この街に住んでいる人たちのようです。
▲インド人の家族
ハンディクラフト・エンポリウム
ハンディクラフトの店がいくつもあるので、ガイドブックにもあった「エンポリウム」という店に入ってみましたが、仏像や仏画などの仏具は買っても仕方がないし、値札はついていないので価格がよく分かりません。
でも後でガイド氏に聞いたところ、以前は日本人の観光客が来てそれなりに買い物をしていたそうです。
▲ハンディクラフト・エンポリウム
▲販売されていたタンカ(仏画)
ブータンが仏教国とはいえ、さすがにこのタンカを買って帰って家に飾る気にはなりませんでした…。
スーパーマーケットと商店
ガイドブックによると、「時計広場」にスーパーマーケットがあるというので行ってみましたが、見つかりませんでした。
後で別の地図で確認したところ、どうやら閉店していたようです。
ブータンのスーパーは全土でも5つか10くらいしかないそうで、街の小さな商店が、日本で言うところの普段使いのコンビニと言えそうです。
いわばブータンにおけるスーパーは日本のデパートで、スーパーで買うより街中の商店が安いそうです。
また、セブンイレブンなどのコンビニは見ませんでしたが、「エイトイレブン」という商店ならありました。
未確認ですが、営業時間は割といい加減で、必ず8時から23時まで開いているというわけではないようです。
交通整理の交差点
現在、ブータン国内には信号機はひとつもありません。
実は以前設置したそうなのですが、逆に事故が増えてしまったそうで(何で?)、お巡りさんが立って誘導するスタイルに戻したそうです。
▲交通整理の交差点
手信号に戻してからは、うまくいっているようです。
たまたまこの時は交差点に犬が入っていってしまい、その様子がこちらです↓
日本だったらクラクションが鳴ったりブレーキの音が聞こえたりと、事故にならなくても騒がしくなりそうに思えますが、さすがブータン、のんびりしたものです。
本当に、動物に優しい国だと思います。
そんなわけで、首都ティンプーの市内でも、犬たちはこんな風に丸まって寝ています。
▲丸まって眠る犬
二時間ほど歩き回っていると、やや暗くなってきました。
ティンプーの街はほとんど迷う心配がなく、治安も問題ないので安心して散歩ができます。
さて、そろそろホテルに戻ろうと思います。