ブータン旅行で、空路で最初に降り立つパロはこんな場所
▲パロ・ゾンからの眺め。ダルシンが風にはためく
空の玄関口・パロ
ブータン王国の空の玄関口であるパロは、ブータンで唯一の国際空港で、空路でブータンに行く場合、最初に降り立つのはこのパロとなります。
標高は約2,300mで、街の真ん中をパロ川が流れています。ブータン国内では珍しく平らな土地が多い場所で、そのためこのパロ谷に空港が作られました。
空港に降り立つと、パロ谷の真ん中に立つことになり、視界を遮るものがほとんどありません。
どちらを見ても山が目に入る、パロ谷の雄大な風景は、「ブータンに来たんだ」という実感を高めてくれます。
▲パロ空港を降り立つと、山並みやゾンが見える
また、丘の中腹にあるパロ・ゾンからは、パロ谷を見下ろすことができます。
のどかな田園風景の中を悠々と流れるパロ川や遠くの山、谷間に広がる街並みを眺めていると、穏やかな気持ちになってきます。
▲パロ・ゾンから望むパロ川や水田などの風景
パロの町
パロの町並みは、下記の写真のように昔ながらのブータン建築様式の建物がずらっと並んでいます。
外灯はあるものの、電線や電柱のないことに気づく方も多いと思います。
昼間はほとんど灯りをつけず、暗く感じられる店がほとんどのため、電気が通じてない町なのかと思いますが、暗くなれば外灯もきちんと明かりがつき、きちんと電気が通じています。
この町では、景観や伝統を保護するために電線が地中に埋められているのです。
▲パロの街並み
パロ・ゾンと博物館
パロ観光のハイライトは、丘の中腹にあるパロ・ゾンと、丘の上にあるタ・ゾンです。
タ・ゾンは、元は見張り台だったものを博物館にしたのですが、地震のため現在は修復中で、すぐ近くの建物で収蔵品を陳列しています(2017年6月現在)。
▲パロ・ゾンとタ・ゾン(国立博物館)