ブータン旅行のお土産ってどんな物があるの?
未開の地と思われがちなブータンにも、素朴なものから特徴あるものまで、お土産になるものはいろいろあります。
高価な仏具などもありますが、比較的買いやすいものを中心にご紹介してみます。
民芸品やその他の品
織物
ブータンの織物は、もともと農閑期となる冬場に、ブータンの女性が家の中でできる作業として広まっていました。
比較的未開の地と言える、東ブータンの織物は技術が高く、高級品として知られていてやや値が張ります。
とは言え織物はブータン全土で行われていて値段はピンからキリまであり、おみやげにピッタリな価格帯の品も多いのでご安心ください。
ブータンを代表する織物である「キシュタラ」は、ショールやバッグ、ポーチ、小物入れなど、いろいろな商品になっています。
切手(切手シート)
ブータンの切手は、変わったデザインのものが多くて楽しめます。
以前は国王や高山植物など、ちょっと変わったデザインの紙の切手だけでしたが、近年では布、CD、セルロイドなど、さまざまな素材を用いた切手が販売されています。
町なかの店で思い通りの切手を買うのは少々難しいのですが、ティンプー中央郵便局は結構品揃えが豊富なのでおすすめです。
食べ物と飲み物
松茸(生松茸、松茸の缶詰、乾燥松茸)
ブータンは、知る人ぞ知る松茸(マツタケ)の産地です。
昔から森の恵みとしてキノコを採ってきましたが、実はブータン人にとって松茸は、「あまり美味しくなく、人気のないキノコ」です。
7月~9月に天然松茸がたくさん採れてもブータン人は食べないため、ブータンでは比較的安価に松茸を買うことができます。
おみやげにちょうどよいのは、缶詰と乾燥松茸です。生の松茸をおみやげにする場合は、時期が限定されるうえ、植物検疫証明書が必要となります。
▲ブータン産の松茸
ウイスキー
ブータンでは数種類のビールをつくっていますが、ウイスキーもつくっています。
スコットランドから原酒を取り寄せ、ヒマラヤの水で仕込んでいるそうで、価格の安いものから、5代目国王の戴冠を記念してつくられたK5という銘柄までいろいろです。ティンプーのスーパーなどで買えるので、ぜひお試しになってみてください(スッキリした味でおいしかったです)。
空港の免税品店では、ブータン産ウイスキーは売っていないようですので、お買い求めは街中にてどうぞ。
▲ブータンのウイスキーK5(922BTN=約1800円)
チリ、スパイス類
チリパウダーの他、ブータンの家庭でつくっている、ホームメイドの辛み調味料が売っています。
中に唐辛子が入ったものや、ペースト状のものもありますが、まとめて買いやすいのは乾いたタイプです(下の写真一番右)。
軽くて大きさが手頃で、値段も安い(130BTN=約250円)ので、バラまき用にもピッタリです。
料理の仕上がりに少し加えるだけで、ブータン風の味わいを楽しめます。
▲チリパウダーと辛み調味料
スナック類(HAPPY CHIPS)
袋に入っていて少々かさばりますが、パッケージがちょっと面白いのでご紹介します。
HAPPY CHIPSと書かれたブータン製のポテトチップで、いくつかのカラーで味が分かれています。
黄色は塩味、緑はブータンスパイス味、赤はエマ・ダツィ味です。
この時は、赤と黄色が25BTN(約50円)、緑色が50btn(約100円)でした。
▲ハッピーチップス
そば
ブータンではおそばも食べられます。このパッケージはきしめんのようなタイプで、ブータンでは茹でたそばをタレに絡めたり、他の具材と炒めたりして、汁の少ない料理として食べるようです。
▲ブータンのそば
赤米
ブータンで良く食べられる赤米です。
レンガのように四角くパッケージされているので、スーツケースに入れやすい形をしています。
▲赤米
この他にも石けんや乾燥リンゴなど、スーパーに行くとブータン製品のコーナーがあります。
パッケージにOGOPと書かれたものがいくつかありますが、これはブータンで行われている地方活性化のためのプロジェクトです。
ONE GEWOG ONE PRODUCTの略で、「ひとつの郡(ゲオック)からひとつの製品」という意味を持っています。
(このページには、引き続き他のお土産も書き加えていきます)