【ブータン旅行記36】ブータン人の民家に宿泊して、野菜たっぷりの食事を体験してきました。
クズザンポー。いい旅ブータンの黒崎です。
ホテルやレストランの食事もいいですが、現地の人が食べている食事も気になりますよね。
ブータンでは、農家にお邪魔して地元の食事を体験できるのでご紹介します。
食事だけ体験してホテルに泊まるプランと、そのまま宿泊するプランがあり、今回はそのまま宿泊します。
先ほどドツォ(石焼き風呂)を体験してきたので、湯上りに食事をいただきます。
全然辛くない!ヘルシーなブータン民家の食事メニュー
▲民家での食事が始まる。ご飯釜のような鍋に入った料理が床に並ぶ
▲インゲンの煮たの(チーズ入り)
▲大根、人参、青菜の炒め煮
▲豚肉(干し肉)と青菜の炒め煮
▲エマ・ダツィ(唐辛子とチーズの煮たの)
どれも簡単な料理に見えますが(実際簡単なのでしょうけれど)、結構味わい深くておいしいのが特徴です。
ちょくちょくチーズが入っているためと、野菜自体に味があるのかもしれません。
豚肉は干し肉なので脂身に歯ごたえがあったりしますが、干すことで味がよくなっていて、野菜と炒めるとコクがあっておいしいです。
エマ・ダツィ以外は全く辛くないため、安心していただけました。
▲赤米と一緒にいただく
ガイドさんとドライバーさんは手で食べますが、私にはスプーンを用意してくれました。
ブータン人と囲む食卓で、ブータンのことをいろいろ聞いてみよう!
ブータンは、何だかんだいってまだ日本人にとっては謎だらけの国です。
せっかく食卓を囲むのですから、いろいろと質問してみましょう。
▲地元の人は手で食べる(皆ちょっと嬉しそう)
ブータンの人は、お酒を飲む時もご飯を食べる時も、まずちょっとつまんで床やテーブルに落とす仕草をします。
これは神様へのお供え物のような意味があるそうで、お供えが済んだら遠慮せずいただきます。
ブータンの人はご飯を大量に食べます。きっと、辛いおかずと一緒にご飯をたっぷり食べるのが至福の時なのでしょう。
食事をしながら、ちょくちょくブータンのことを聞いてみましたが、ガイドさんやドライバーさんは民家の人と顔なじみなので、放っておいても皆で和んでいたりします。
自家製のお酒(焼酎のようなもの)を出してくれました。
「アルコール度数が40度くらいある」、という割にやけに軽いので、こちらもちょいちょいいただいてみました。
「後から酔いが来る」という割にはちっとも来なかったので、すっきりした気分で寝ることができました。
▲皆が和んでいるので、自分でカメラを持ってパチリ
▲こちらは朝食
これは翌朝の朝食です。
タクツァン僧院を登る前だったので、「よく登れるようにしっかり食べて」と声をかけてくれました。
農家の食事は、言ってしまえば大体が「野菜の煮たの」ですが、ホテルの食事と違ってものすごくヘルシーです。
これだけ毎食野菜を食べることは日本でも滅多にないので、貴重な機会かもしれません。
よく、ブータンの食事は辛いと紹介されますが、観光客向けに手加減(調整)してくれるので心配はいりません。
ほとんど自家製の野菜を中心にしたヘルシーな食事で、お腹の中がキレイになるかもしれませんね。