【スリランカ旅行記152】インドのハウスボートと、スリランカのボートハウスを比べてみました
こんにちは。激しく揺れなければ船旅も大好きな黒崎です。
南インドのケララ州は、ハウスボートという船で有名です。
ケララは、バックウォーターと呼ばれる無数の川が流れる水郷地帯で、一万隻あるともいわれる大量のハウスボートは、宿泊できる移動手段として観光客に人気です。
スリランカのベントータエリアにも、ボートハウス(ネーミングは逆)があるというので見てきました。
ちょうどこの視察の前にケララを訪れていたので、いいタイミングです。
どんなものか、インドとスリランカで比べてみたいと思います。
インドのハウスボート
まず外見はこんな感じです。
普通のボートにかやぶき屋根の家を乗せたようなつくりで、パッと見て「まあ素敵!」とはなりにくいかもしれません。
ちょっと丸みを帯びた姿が特徴です
▲インドのハウスボート
▲インドのハウスボート
▲インドのハウスボート
ハウスボートのウリは、船内とのギャップです。
どうかするとみ○ぼらしい外見に合わず、乗り込むと中はとてもきれいで驚きます。
広いリビングや落ち着いた寝室があり、シャワールームやキッチンなども完備されています。
▲寝室
▲キッチン
▲船内の設備は充実している
このギャップのせいか、川の多いケララ州での移動に便利なためか、ハウスボートのファンは多く、有名なハリウッド俳優が所有していたりもするそうです。
▲ケララにはたくさんのハウスボートがある
視察の際、宿泊はしませんでしたが、しばらくクルージングをする間に、ジュースや熱々の揚げバナナを出してくれました(おいしかった)。
料理係が乗っていて、こんなふうに食事もつくってくれます。
彼らとうまくコミュニケーションが取れれば、楽しい船旅を満喫できるでしょう。
▲揚げバナナ
スリランカのボートハウス
スリランカでは、出来たばかりのボートハウスを見せてもらいました。
ネーミングはインドと少し変えて、ボートハウスと呼ぶようです。
外見は、木や竹でできている点や、素朴な雰囲気も同じですが、デザインが少し違います。
丸みを帯びたインドのハウスボートに対し、スリランカのボートハウスはやや角ばった印象を受けます。
▲スリランカのボートハウス
こちらではクルージングをしませんでしたが、乗り込んでみると結構大きな船で、中央にリビングがあり、両端に2つの寝室がありました。
トイレや洗面台もきれいで、バスタブまであり、ホテルと比べても遜色ない設備です。
充分な広さを持つキッチンも完備されていました。恐らく料理係が乗り込んで、おいしい食事をつくってくれることでしょう。
▲リビングのスペース
▲寝室
▲キッチン
部屋の上に上がると、広いデッキがありました。
これだけの広さがあれば、ここにテーブルを置いて食事を取ることもできるでしょう。
▲広々としたデッキ
まだ稼働していない時に訪れたので、どんなサービスが提供されるのか分かりませんでしたが、いずれも外見より中身が立派で、設備を見ると快適な船旅を期待できそうです。
移動できるホテルで水上を進む旅も、面白いかもしれませんね。