【スリランカ旅行記101】装飾の美しい仏歯寺で、蓮の花をお供えしてきました
▲仏歯寺の中
靴を脱いで蓮の花も用意したので、仏歯寺の中へと進みます。
中は静かで、スリランカの人々のとって大切な場所だということが分かります。
建物の1階部分には、象牙を飾られた小部屋のようなものがあります。
▲象牙の飾られた場所
日本のお寺も、本尊の他にいくつか社(やしろ)があったりしますので、それに近いものかもしれません。
私達日本人も、お寺や神社では神聖な気持ちになるものです。
彼らの祈りを邪魔しないように、静かに見学したいと思います。
(仏歯寺内に入ると、携帯電話の電源を切るようにと注意書きがあります)
▲仏歯寺の注意書き
2階へ上がってお祈りを
2階に上がると、建物の中でじっと祈りを捧げる人たちがいます。
この人たちは、実際に長い間お祈りをしているわけですが、プージャと呼ばれるお祈りの時間になると、お釈迦様の歯が安置された部屋が開くため、それを待っているという事情もあります。
▲仏歯の納められた入れ物
そうしたわけで、仏歯寺の2階にはいつもある程度の人がいますので、静かに進みます。
▲祈る人々
献花台があって蓮の花が供えられているので、花を用意した場合はここで捧げ、お祈りもしてみましょう。
以前来た時はちょうどプージャの時間だったため読経が流れていて、私も部屋に入って見学しましたが、今回は時間がずれているのでひっそりと静かです。
▲花で埋め尽くされた献花台
これはこれで、いい雰囲気でした。
ちなみにお釈迦様の歯は、昔インドから持ってきたものだそうです。
仏歯寺に飾られた絵には、髪の毛の中に仏歯を隠して運ぶ様子が描かれています。
(仏歯が光っているので隠せていません)
▲仏歯を運んだ様子
中庭の美しい装飾も見もの
日本のお寺とはもちろん違いますが、木造であることもあって、何となく親近感があります。
お祈りを済ませて階段を降りると、ちょっとした中庭のような場所に出ます。
仏歯が安置されている本殿の装飾は力が入っており、少し見上げてみると、緻密に彫りこまれた紋様や描かれた仏画、風になびく仏旗(ぶっき)を見ることができます。
▲美しい装飾と仏旗
仏旗というのは仏教の旗で、原色が並んだカラフルな旗です。
これは国際的に仏教の旗とされているもので、それぞれの色がお釈迦様の姿を表すそうです。
青が髪の毛、黄色が体、赤が血、白が歯、オレンジが袈裟といった具合です。
すぐに通り抜けてしまう場所ですが、少しご覧になってみるとよいと思います。
さて、次は様々な仏像と、仏歯の歴史を描いた絵が並べられた場所に行きます。