こんにちは。いい旅代表のKuroです。
子供をブロックで遊ばせると、手先が器用になったり、頭がよくなると言われますね。
でも、「ほらブロックで遊びなさい」と言うだけでは、子供はどう遊んでいいかわかりません。
自由にやらせてみるのもいいですが、「自分はブロックなんてやらない」と大人が思っていてはお子さんもやらないので、ここはひとつ一緒にやってみましょう。
セットは使わず、自力でつくる方がおもしろい!
レゴブロックには、パーツが全て揃って説明書までついたキットがあり、自分では作れないようなものをつくれますが、大人がやる場合は、それではあまりおもしろくないと思います。
決められた通りに組み立てるだけでは、ブロックの醍醐味である自由さや、創意工夫の部分が損なわれてしまうからです。
そこで、セットを使わず自力で、変形・合体するロボットをつくります。
レゴの樹海で迷わぬように、まずはモチーフを用意しよう!
とはいえ、何のアテもなく作り始めると、レゴの樹海でいつまでもさまようことになるので、モチーフになるものを用意するのがおすすめです。
あくまでもモチーフで結構です。ブロックで全く同じ形はつくれないので、どうせ作るうちにカタチが変わります。工夫と妥協を繰り返して、面白い作品を作りましょう。
この作例はずいぶん前のものですが、モチーフは当時子供が見ていた「炎神戦隊ゴーオンジャー」という戦隊シリーズに登場する合体ロボットです。
3体のメカが縦に積み重なって合体するため、レゴで作るのに適しています。
(そろそろ最終回という頃に子供が見だしてオモチャを欲しがり、すぐシリーズが変わってしまうのでレゴで作った、という事情もあります)
モチーフが決まったら、いざ製作開始!
まず、黄色いクルマを作ります。これはロボットのお腹の部分にあたります。
このロボットの特徴はそれぞれに顔がついていて、合体するとトーテムポールのようになることです。
黄色いブロックを積み重ねて形を作りながら、白と黒で顔を(なんとなく)つくります。
後はタイヤをつければ完成。これは簡単です。
次は、赤いクルマを作ります。
これはロボットの上半身となるため、ギミックを作ってあります。
(本当は翼が出て空を飛ぶこともできるのですが、そこまでの作りこみはさすがに無理)
でも、このクルマだけでも結構遊ぶことができます。
最後に青いクルマをつくります(タイヤありませんけど)。
このメカにもギミックがあり、かなり緻密につくってあります。
うまくロボットになるか?いざ合体!!
いよいよ合体です。うまくロボットになるか。プロセスを追ってご説明しましょう。
赤いクルマと黄色いクルマが合体
まず赤いクルマが黄色いクルマの上に乗ります。ブロックなので簡単にくっつきます。
黄色いクルマのタイヤは外しておき、後で赤いクルマにつけます。
青いクルマが展開
青いクルマの脚部が開き、中から頭部が出てきます。
このヒンジ部分は細長いレゴブロックを使って作ります。これができると「可動する」作品が作れるので、レゴの可能性が一気に広がります。
右足のへこみと頭部の形を合わせて、アタマがきっちり納まるようにするのに苦労しましたが、その過程で私のアタマもかなり活性化したことでしょう。
このようにうまくいけばアタマがスッキリし、ストレスの低減や精神の安定といった効果も見込めます。途中で投げ出さずに頑張りましょう。
赤いクルマが開き、腕になる
アタマを出したら、青いクルマの上に赤と黄色が合体したものを乗せます。ブロックなので簡単にくっつきます。
そしてもうひとつのギミックです。これは元の設定と同じで、赤いクルマの後部が左右に開いて肩と両腕になります。
それなりにパーツは買い足していますが、この動きはレゴブロックなら比較的作りやすいものです。
うちの子(当時5歳くらい)も、ここまでの工作は無理ですがこのギミックづくりは覚えました。
レゴブロックで変形・合体。ロボット完成!
ロボットの完成!
アタマをつけて、腕の位置を付け替えて肩にタイヤを乗せれば完成です。
いかがでしょうか。結構立派なロボットになったでしょう!
3体重ねているので結構大きさがあります。
脚部が左右に開き肩が両側に開く構造のおかげで、足を開いて胸を張った立ち方が可能です。いわゆる「気をつけ」立ちでは恰好悪いですからね。
レゴなので、もちろんアレンジは自由自在!
子供が角(ツノ)をつけてくれというのでつけたものです。
完全変形から外れてしまいますが(こだわり)、赤いクルマにくっつけておくこともできるのでまあいいでしょう。
これはシンプルバージョンです。せっかくだから遊び倒そう!
私自身が工作好きということがありますが、やってみれば案外楽しいもの。
結構時間を忘れて没頭してしまったりします。
ちなみにこの作例は年末につくったのですが、子供が寝た後で毎晩作業し、大晦日は紅白も見ないで没頭し、ようやく年内に完成しました(カミさんはあきれていました)。
レゴブロックでつくったものはいずれバラして他のものにしてしまいますので、今はこの作品ももうありませんが、そのはかなさもまたいいものです。こうして記録には残せますしね。
この例では私が自分の作品に集中してしまいましたが、それでも子供は結構親のやり方を見ています。指先の使い方やブロックの使い方など、知らぬうちに似てくるものです。
(もちろん放っておかずに、時々教えてあげましょう)
どのくらいのパーツがあれば作れる?
この変形ロボットをつくるには、かなり多くのパーツを使っています。
でも特別なパーツはあまり使用していないので、タイヤがいくつかあって、細長いパーツがたくさんあれば、それなりにギミックなどもつくれると思います。
あと大事なのは、薄いタイプのパーツです。これがあると、形を調整しながら強度を増したり、ギミックをつくったりできるので必須です。
大人になってやるレゴブロックも楽しいですよ!
KURO
当サイトの管理人兼、㈱いい旅社長。バスケからボルダリングに転向しました。旅行、工作、スケッチ、食べるのが好きなダッチオーブン使いで、調理師免許も持ってます。最近はインド人との街歩きなども。