▲冬の阿蘇山(この時はほとんど視界がきかなかった)
こんにちは、いい旅の黒崎です。
地理的に言えば、南へ行くほど(正確には赤道に近くなるほど)暖かくなるはずですね。
たとえ冬であっても、そう思うのが人情というものです。
ところが今回九州に行って、そうでもない体験をしてきました。
九州でも冬は寒い!
思えば、出発した日が悪かったのかもしれません。
今回出発した1月18日(月)は、全国的に寒気に覆われて雪が降った日です。
個人的なことですが、家から駅に行くまでが一番大変でした。スノーブーツを履いて朝6時に家を出て、スーツケースはずっと手で持ち、バスで行くつもりだったのを電車に切り換え、時々停車しながら羽田空港まで行きました。
何とか羽田空港に到着したので、フライトは遅れたものの、熊本まで行くことができました。
ただ、着いた先でも雪が積もって寒いとは思っていませんでした。
▲阿蘇山。活動中の中岳(なかだけ)が見えるはずだが、見えない
▲阿蘇山麓にある「宿坊あそ」も雪模様
▲ほとんど吹雪の中で、阿蘇神社を見学
▲寒さに耐えてガイドさんの説明を聞く
▲日中でもつららがあった
▲軽トラに荷物を積んで、凍りついた山道を行く
▲農家民宿「森のぶらんこ」は雪の中(室内もほぼ氷点下)
▲ようやく晴れたけど、すっかり銀世界
写真を見てお分かりの通り、
とても寒かったです。
阿蘇山では冷たい風が吹き荒れ、こんな中を歩いていたらきっと遭難するだろうと実感できました(予定していたハイキングは中止になりました)。
草千里(くさせんり)と呼ばれる広大な草原が阿蘇山の魅力なのですが、この時期では望むべくもありません。
晴れた日もありましたが、一番寒かった日は最高気温が3℃で、夜眠る時はエアコンと湯たんぽを入れて、布団を二枚かけて寝ました。
こんなに寒かったのは、ボーイスカウトの冬季キャンプ以来かもしれません!
でも九州の人は温かかった!
そんなわけで寒~い冬の阿蘇山周遊旅行だったわけですが、温かかったのは、現地で迎えてくれた人たちです。
何ともひょうきんな、「宿坊あそ」のご主人、畑でとれた野菜を中心に心づくしのおもてなしをしてくれた農家民宿のご家族、熱心な各県の職員の方々など、人の温かさが身に染みた旅行でした。
▲「宿坊あそ」のご主人と
▲農家民宿「森のぶらんこ」のご夫婦。家は寒いが人は温かい
▲農家民宿「蔵守」。地元産の食材を用いた、心づくしの夕食
また、寒い中でもいろいろと面白いものやおかしなものを見てきたので、順にご紹介してみようと思います。(黒崎)