▲伝統菓子、三笠野(みかさの)
こんにちは。染め物の経験はないですが、以前は調理師として働いていた黒崎です。
今回は大分県竹田市で、染め物と伝統的なお菓子づくりの体験をしてきました。
まずはサフラン染めを体験
大分県はサフランの生産量が日本一で、香辛料としてのサフランは花の雌しべだけを使います。
サフラン染めはこの地域でも限定された人だけに伝わる、花の部分を使って生地を染める技法だそうです。
一子相伝の秘術、とのことでしたが、1500円払うと体験できます(要予約)。
先生は気さくな方で、はにかみながらやり方を教えてくれます。
染料の作り方に秘密があるようで、少し発酵した染料は独特の匂いがあります。
ハンカチを使った体験の手順は、以下の通りです。
1.輪ゴムを使って、ハンカチに石や木を縛りつける
2.加熱した染料に10分ほどつけて色を染み込ませる
3.色止めの液に10分ほど浸してから水洗いする
何をどう縛りつけるかで、ハンカチの模様が変わります。
サフランの色といえば明るい山吹色を思い浮かべますが、サフラン染めは緑色に染まります。
私の作品は、ちょっと木を強く縛りつけすぎたようですが、それなりに模様がつきました。
▲サフラン染めができた!
次は焼き菓子づくり!
さて、お次は焼き菓子づくりです。
作るのは「三笠野(みかさの)」という、竹田市に古くから伝わる和菓子で、こちらは1200円で体験できます(要予約、抹茶つき)。
作り方は以下の通りです。
1.クレープのように生地を焼く
2.その上に細長く整えた餡をのせる
3.生地をたたんで餡を包む
ちょっと餃子のような外見ですが、ひだをつけたりはしません。
餡子を細長く整えるのに少しコツがいるのと、鉄板の上にある生地をたたむ時に熱いくらいです。
親切に教えてくれるので、臆せずトライしてみます。
▲三笠野(みかさの)
▲コレをつくる!
▲ご指導のもとでやってみる!
ご指導のおかげで、染め物よりはうまくできたようです。
これを抹茶と一緒にいただきます。
▲抹茶と三笠野
旅先で何かを経験してみるのは楽しいですね。
うまくこなそうとは思わず、思い切ってトライしてみるのがいいと思います。