【インド旅行記23】デリーの世界遺産で、3本のユニークな柱を見てきました
イスラム建築とヒンドゥー建築が混ざり合った世界遺産
タージマハルのあるアグラから陸路でデリーに移動し、「世界遺産クトゥブミナールと複合建築群」の見学に行きました。
ここはどんな場所かというと、緑の多い公園に遺跡があり、高い塔やローマ風の建物、決して錆びないといわれる鉄柱などがあります。
イスラム勢力がこの地域を支配していた時期につくられたものであるため、イスラム式の建築となっていますが、ヒンドゥー寺院を壊してその建材を使用したため、ヒンドゥーの様式も混ざっています。
ここで見た3つの特徴的な柱を、順にご紹介します。
インドで最大のミナレット、クトゥブ・ミナール
▲クトゥブ・ミーナールの高いミナレット(尖塔)
ひとつ目はこの柱で、こののメインです。高さが73mもあるイスラムのミナレット(尖塔)で、歴代のイスラム皇帝が3代に渡って増築し、どんどん伸びてインド最大の高さを誇る煉瓦づくりの塔になりました。
階層によって装飾が異なるのが特徴で、かなり高さがあるので写真に納めるのが大変です。現在は禁止されましたが、以前は内部にある階段で登ることができました。
クトゥブ・ミナールアラーイー・ミーナール(の基部)
▲アラーイー・ミーナール
後の皇帝が、もっと高いミナレットをつくろうとしたものです。
クトゥブ・ミナールの2倍の高さにしようと考えていたそうですが、戦乱のため途中で建設は中止されました
基部を見るとかなりの大きさがありますので、もし完成すれば100m以上の高さになっていたことでしょう。
決して錆びない(といいつつ少し錆びている)デリーの鉄塔
▲決して錆びないといわれる、「デリーの鉄柱 」
4世紀につくられたのにもかかわらず、非常に純度の高い鉄(99%といわれる)で出来ているため、1700年経った今も朽ちずに立っています。
現在は周囲に柵が設けられ、触ることはできなくなっています。
▲近くで見ると多少は錆びている
1700年も経っているのに健在なのは大したものです。
ただ、近くで見ると少しは錆びています。
▲ちょっとローマ風の遺跡も
他にも遺跡があり、ちょっとローマ風のものもあります。
ここのメインはやはりクトゥブ・ミナールですが、他にも見どころがあります(ツッコミどころも)。
気になる方は、ぜひ訪れてみてください。