【インド旅行記22】インドで一番人気の世界遺産、タージ・マハルに到着!

噴水とタージ・マハル

インドの世界遺産と言えば、タージ・マハル

炎が揺れ、煙が漂うガンジス河の火葬場、牛の落し物に注意して歩いたバラナシの路地裏、網棚ばりに狭くて、恐ろしく寒かった寝台列車を経て、ようやくタージ・マハルまでやってきました。

インドで一番の観光地で、白さと完璧な左右対称がウリの世界遺産です。この視察旅行も終わりに近いので、待ちに待ったきれいなものを見に行きたいと思います!

タージマハルは、宮殿ではなくお墓

タージマハルにある、レプリカの棺

▲タージ・マハルにある、レプリカの棺(本物は地下にある

タージ・マハルは、「インドに行ったら必ず見たい!」と言われる世界遺産で、ガンジス川と並ぶ今回の旅のハイライトです。インドといえばヒンドゥー教が主流ですが、昔はイスラム王朝がありました。このタージ・マハルもイスラム式の建築で、アラブの宮殿のようなつくりをしているのはそのためです。

お城のようにも見えますが、実際のタージ・マハルはお墓で、王様が愛する妻の死を悼んで作り上げたものです(なんと22年もかけて!)。

電気自動車に乗ってタージマハルに入場

タージマハルの電気自動車

▲タージ・マハルの電気自動車

排気ガスから白い大理石を守るため、電気自動車に乗り換えて入場ゲートへ向かいます(その道には普通の車もいるのがちょっと不思議です)。
また、酸性雨の影響で、タージ・マハルを上から見ると赤くなっている箇所があるそうです。赤い砂岩に白い大理石を貼りつけた工法のため、酸性雨で大理石が説けると赤い砂岩が顔を出してしまいます。

結構セキュリティが厳しいため、荷物の大半をバスに置いてから、ボディチェックを受けて入場しました。その際、ミネラルウォーターと、靴にかぶせるビニール袋(これも白さ保護のため)をもらいます。

カメラは無料で持ち込みができますが、ビデオカメラは20ルピーの支払いが必要でした。ペン、鉛筆などは落書き防止のために全てダメで、最近ようやく携帯電話がOKになったそうです。

ついに世界遺産タージ・マハルとご対面

世界遺産タージ・マハル

▲タージ・マハル

大きなアーチの向こうに、白い大理石の建物(実際はお墓)が見えてきました!多くの人がここで立ち止まって写真を撮ります。

インド旅行に興味のない人でも「一度は見てみたい」というだけあって、こうして見ると本当に美しいですねー。いろいろ苦労して辿り着いたかいがあるというものです。

手前には長い噴水があるので、タージ・マハルを映してきれいです。もし完全に水面に映れば、左右に加えて上下も対称ということになりますね。

間近で見るとさすがの迫力!

タージ・マハル

▲近くで見るタージ・マハル

正面のアーチ

正面のアーチ

入口からタージ・マハルまではかなり距離があるので、近づくにつれてどんどん大きくなります。
(実際に大きくはなりませんが、そう思えます)

この正面のアーチをご覧いただけるとその大きさが分かると思います。存在感、ハンパじゃないですね。

近寄ればまさに見上げる大きさで、写真を撮ろうにもフレームに収まらなくなります。

遠くから眺めたり、間近まで行って下から見上げたり、タージ・マハルは左右対称ですが、それだけに見る場所を変えると違う姿を味わえます。

暑い時間帯は難しいと思いますが、そうでなければぜひいろいろな場所からご覧になってみてください。

裏手にはヤムナー川と、黒いタージ・マハルの基礎が

ヤムナー川

▲裏手にあるヤムナー川

裏にまわるとヤムナー川が見えます。

王様はこの川の向こうに、自分用の黒いタージ・マハルをつくる考えでいたそうで、よく見るとその土台だけが残っています。

出来上がっていればさらに壮大な眺めになっていましたが、タージ・マハルにお金を使いすぎて国の財政が傾き、王様は息子に幽閉されてしまったのでした。

タージ・ハマルを見た感想

タージマハルの前で大きさ、存在感ともに、いつか見てみたいと思っていた通りのものでした。

今回ようやく見ることができて幸運です。

5月末に訪れたため夕方とはいえ暑くて参りました。本当にゆっくり見たい方は涼しい時期を選ぶ方がいいかもしれません。

例外的に、予約して満月の夜を見るツアーもあるそうです。月明かりに照らされるタージ・マハルはちょっと見てみたいですね。

とにかくタージ・マハルへは、行って良かったと思えました!

いうまでもなくおすすめの場所です!!

 

 


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