ラトゥナプラの街と宝石採掘場

宝石の都『ラトゥナプラ』

▲宝石採掘の様子

コロンボから南へ3時間

ラトゥナプラは、スリランカの首都コロンボから車で約3時間ほどの場所にあり、この付近一帯からは、ルビー、サファイア、キャッツアイ、アレキサンドライト、ジルコン、スピネル、ムーンストーン、トパーズ、トルマリン、ペリドット・ガーネット、クォーツなど、多くの宝石が産出され、世界でも有数の宝石採掘場として大変有名な場所です。

ラトゥナプラから採掘できないものは、ダイヤモンド、エメラルド、オパールくらいだといわれ、周辺には採掘場が多くあります。一般的な観光ルートから少し外れた場所にあり、ローカル色が強い所ですが、観光客でも実際に宝石を採掘する現場を見学することができます。

宝石掘り用のあずま屋▲宝石採掘用のあずま屋

採掘現場を覗いてみると、深さ数十メートルもある井戸があり、その中に人が入り込んでで掘削作業を行っています。井戸の底から採れた土は、ザルにとって水で洗い、その中から宝石を見つけ出します。多くがこのような立穴掘り方式とよばれる採掘法を使って原石を掘り出しておlり、非常に原始的な光景です。
また、川底をさらって宝石を探すマニンガと言う方法もあり、この作業風景も見学ができます。
ラトゥナプラの街では、この周辺で採れた宝石を売買する宝石市場もあり、現地で採れたての宝石の数々を見ることもできます。宝石に興味のある方は、ラトゥナプラに立ち寄ってみると良いでしょう。

ただ、宝石の目利きはそう簡単ではないですし、観光客向けに宝石を売りつけてくる人々もいます。宝石を買うだけなら宝石店が一番で、ラトゥナプラは少し別の楽しみ方がおすすめです。

ラトゥナプラで、たくさんの宝石売りに囲まれた話

宝石博物館

その他、ラトゥナプラにはこの地域で取れた宝石を展示している博物館が3つあります。
①宝石局博物館、②宝石学博物館、③ラトゥナプラ国立博物館
この博物館ではラトゥナプラで取れた宝石の展示や採掘場の様子、原石が宝石になるまでの過程などを見学できますので、プランに組み込んでも良いでしょう。