【スリランカ旅行記67】ネゴンボのアーユルヴェーダパビリオンでアーユルヴェーダを体験してみた感想!
ジェットウイング・アーユルヴェーダパビリオン
ネゴンボにあり、本格的なアーユルヴェーダと宿泊施設を備えています。客室はヴィラタイプで、庭などのスペースがあって広さは十分です。
全体に薄暗くて、いろいろなホテルを見てきた後なのであまりきれいではない印象を受けましたが、新しい施設なので、あえてそうした雰囲気にしているのでしょう。アーユルヴェーダの施術を行う部屋も同様です。
本格的なアーユルヴェーダを受けると、しばらくは頭がボーっとしたりけだるく感じるそうです。その間はエアコンやアルコールなど体に影響を与えるものを避けて静かにしているのが良いそうなので、そうしたことを意識したつくりなのだと思います。
アーユルヴェーダを体験!
[土色の味気ない内装だと思っていたら、天井近くの壁にハートがたくさんありました]
[施術室の入口には様々なスパイスが。アーユルヴェーダでは自然由来のものだけが使われます]
まずは問診
まずドクターの問診を受け、脈を計ってからドクターが投げかける質問に答えます。こちらは脈を計るだけで何が分かるのかな、と半信半疑ですが実際にちゃんと行うと効果があるそうです(私は立ち寄って1時間くらいでやってもらっただけなので…)。
次はひたすら揉みこみ
施術室に入ると、渡された使い捨ての下着に着替えて施術が始まり、オイルを塗られてマッサージがなされます。アーユルヴェーダのスパと異なる点のひとつに、男性には男性がマッサージするという点があります。力が強いのでその分効くようです。
でも、正直言って少しやっただけでは良さが分かりませんでした。お金を払ってパンツ一丁になり、しかもそのパンツも半分脱がされて、男性に体を揉まれようとはあまり思いません。
医療として効果があるのでしょうけれど、私にはまだ理解できないようです。ドクターに質問はないかと聞かれたので、冬場に指先が冷えがちで手がかじかみやすいと言ったら、よく揉みなさいとの返答でした。
同じマッサージを受けるなら、明るくて気持ちのいいスパでやってもらう方がいいように思う。
[アーユルヴェーダ施術のイメージ]
アーユルヴェーダとスパ
一番の違いは、アーユルヴェーダは単なるマッサージではなく医療であるという点です。
男性には男性、女性には女性というように、必ず同性が施術を行う点もスパと異なります。
また、アーユルヴェーダは自然由来のものだけを使うため匂いが穏やかです。それに対してスパは利用者の心地よさを優先しているため香料なども用い、好きな香りを選ぶことができます。
厳正なアーユルヴェーダでは、象徴ともいえるシロダーラ(額に油を垂らす施術)は初日からは施してくれません。しかも体に強い影響を与えるため、行った後はエアコン禁止、飲酒や運動も禁止になるそうです。本格的にアーユルヴェーダを行いたい人は数日から数週間逗留して実施しないとその効果は得られないため、時間のない旅行者などには手軽なスパの方が人気のようです。
ツアーでもそのあたりをご説明してアレンジを行っています。。
(黒崎)