【スリランカ視察記録35】かつてシギリヤロックには忍者がいた?世界遺産に潜む意外な危険とは?
世界遺産シギリヤロックに潜む危険とは?
スリランカのほぼ中心地にあり、初めてスリランカを訪れるほとんどの人が登りたがる天然の一枚岩、シギリヤロックです。
地上200mの岩山はの頂上部分にはかつて王宮が築かれ、数々の見どころがある定番の人気スポットです。
ですが、仏教国スリランカならではの事情で、この遺跡には意外な危険が潜んでいるんです..。
「音を立てると蜂に刺されるよ」とあります。
上に書いてあるのがシンハラ語です。クルクルとかわいい文字が並んでいますね。
ほのぼのとしたイラストもあります。
まあしかし、蜂などどこにでもいるものです。
改めて気をつけるほどのこともないでしょう。と思っていたら…。
コレはヤバい!登る途中で巨大な巣を目にしました。
巣の表面には無数の蜂がうごめき、ブーンという羽音とともに、全体がユラユラと揺れています。
(気づかず真下に座った人に教えてあげたら、あわてて逃げていきました)
もしこの蜂たちに襲われたらたまりません。
仏教国スリランカでは、人の安全のためとはいえむやみに生き物の命を奪ったりはしないのですね(蜂の巣を駆除しない)。
シギリヤロックに登る際にはお気を付けください。
余談ですが、実は以前は人間を守る手だてが用意されていました。
今は幻となった、シギリヤロックの忍者スーツ!
これならバッチリ!
蜂避けの防護服をレンタルできるので、これで安全に登れます。
顔もしっかりガードできるので安心です♪
黒子のような真っ黒な衣装は、忍者になった気分も味わえて楽しさ倍増です。
さらに、ゴワゴワと固いスーツなので体に負荷がかかり、これで200mの岩山を登れば体も鍛えられちゃいます。。
忍者スーツを着て山頂に立てば、周囲の西洋人の視線はあなたにくぎ付けです。
(明らかに彼らの視線を集めていますね)
世界遺産シギリヤロックで、あなたも人気者になりましょう!
残念ながら今は..
唯一にして最大の問題点は、ものすごく暑い ことでした。
暑いスリランカで、顔まで覆ったゴツくて黒いスーツを着て山登りをすれば、それこそ汗だくになります。
そのあたりが不評だったのか、現在はこのスーツのレンタルがなくなってしまいました。
というわけで、今では幻となった、シギリヤロックの忍者をご紹介しました。。