【スリランカ視察記24】 漁師町ネゴンボから、ピンナラワへの道

ワゴン車に乗ってピンナラワに出発

ワゴン車に乗ってピンナラワに出発

象の孤児院のある、ピンナラワへ向かう

漁師街ネゴンボを出発してピンナラワへ向かいます。

象の孤児院で9:15から子象にミルクをあげるため、これを見たい場合は7時半頃出発する必要があるそうですが、この日は少しゆっくりして8時に出ました。

しばらくは海岸沿いの道を進み、海や舟が見られます。このあたりはクリスチャンが多く、時々教会もあります。やがて内陸部へ入り、水田と緑豊かな森の中を進んで行きます。

内陸部の密林

内陸部の密林

ヤシの木が多いのを除くと日本の風景にも似ています。

森や草原では牛が草をはみ、ゴムの木の栽培も見られます。道路はきちんと舗装されているので、追い抜きで揺れる以外は快適です。

本当に緑が豊かな国だと感じました。

スリランカの犬は気を抜きすぎ?

道端で眠る犬

死んでいるわけではなく、道端で眠る犬

農村部には犬が多く、どの犬ものんびりしています。

車の走る道端で寝転んでいたり、ゆっくり道を横断していたりして、まるで緊張感がありません。

でもドライバーは特にイライラするでもなく、犬を轢かないように注意しながら車を進めていました。前を走る車をガンガン抜いていく手荒な運転とは裏腹に、仏教徒らしく生き物を大切にしているんですね。

どうしても何かにつけて前年訪れたインドと比較してしまうのですが、スリランカの牛は毛なみも色ツヤもよく、痩せたインドの牛より相当健康的に見えました。

スリランカの土はきれい

ビーチの砂は薄い茶色で、土は基本的に赤土です。

このあと訪れる石掘寺院などに見られるように大きな岩が多く、ダイヤを除いた様々な宝石が採れることで有名です。

地面を見ていても細かい石がキラキラ光り、時々きれいな石も落ちています。

雨季だったせいもあるかもしれませんが、森や雨が多くて乾燥していないためか、土埃はあまり気になりませんでした。

スリランカの雨

今回訪れた6月は雨期で、時折スコールと呼ばれる強い雨が降ります。

空が暗くなったと思うと急に激しく振り出しますが、たいていは5分か10分で止んでしまいます。

折りたたみ傘は必携ですが、雨に降られることはそれほど気にしなくてもよいと思います。

ただ、シギリヤロックやダンブッラ石窟寺院など長く坂道や階段を移動する場所は天候に注意した方が良いでしょう。
ネゴンボからピンナラワに向かう道は、穏やかで変化の少ないものですが、道端の動物を眺めたりドライバーの荒っぽい運転にヒヤヒヤしたりしているあまり退屈しません。

スリランカの道路

多少のゆがみや破損はあるが、道は舗装されている

退屈だったり、運転が怖いと感じた場合は、とにかく寝てしまうのも一手です。

車はスリランカの内陸に進み、象の孤児院に向かいます。

(黒崎)