▲マドリッドからマラガへ
こんにちは。いい旅代表の黒崎です。
スペイン視察旅行の二日目は、マドリッドからマラガに国内線で飛びます。
少し早起きをして、ちょっと早く開けてもらった朝食ビュッフェを食べたら出発です。
飛行機に乗ってしまえばあっという間で、マドリッドからマラガはほんの1時間ほどで到着しました。
オリーブとアスパラガス
モンテフリオに向かう途中で見た風景は、そのほとんどがオリーブ畑です。
乾燥した気候に合っているようですが、丘を越えても山を越えても延々続き、こんなに育ててどうやって収穫するのかと不思議に思うほどの数でした。
高価なオリーブオイル用には手摘みもするそうですが、通常は専用の機械があり、木にはめると振動して実を落とさせ、傘のようなもので受け止めるそうです。
オリーブの収穫はこれからで、11月か12月頃から始まるとのことでしたが、もうひとつ目についたのがアスパラガスです。こちらはもう収穫が終わっていて、細長く伸びた草と花が風に揺れていました。
▲どこまでも続くオリーブ畑
▲アスパラガス畑
スペイン基本情報
マラガ空港からのバス内で、スペインの基本的な説明があったので紹介します。
スペインの国土は日本の1.4倍、人口は4600万人ほどなので、人の住まない地域は日本よりはるかに広い。全世界から訪れる観光客は約6000万人で、地続きのヨーロッパからが多い。これから巡るアンダルシア州は北海道ほどの広さで人口は約800万人。州ごとの独立機運が強く、アンダルシア州だけの観光促進費で日本を上回る。
スペインの歴史は大まかに見ると4つに分かれる。ローマ時代、西ゴート(ゲルマン人)時代、アラブ時代、そしてキリスト教徒の時代。1492年にキリスト教徒がイスラム教徒から全土を取り戻し、大航海時代に入った。この頃スペインはノリノリで、コロンブスもこの時期に活躍した。
このくらいの歴史は知っておくと、史跡を見た時に理解しやすいようです。
モンテフリオ
スペイン各所にある「白い村」の中でも、最近注目されている場所とのことです。
今回は曇って天気がいまいちでしたが、晴れていないのは逆に珍しいそうです。
電動の機関車で坂を登っていくと、景色のよい場所に出ました。
丘に沿って街があり、独特の形をした岩山に建物(かつての砦らしい)が乗っているのが特徴です。
天気がよければかなりの絶景だと思います。この村で結婚式を挙げる日本人カップルが、年に数組はいるとのことでした。
▲モンテフリオの村
おいしい食事
他にモンテフリオで印象的だったのが、おいしいランチです。村として歓迎してくれたので、かなりレベルの高い食事を用意してくれたものだと思われます。
▲前菜のチーズ
前菜のチーズと置いてあるパンだけで、おいしくワインをいただけてしまいます。
まだまだ料理はこれから。抑えて抑えて。。
▲サラダとオードブルの豚肉
ゆで卵やフルーツも入って、バルサミコ酢のソースがかかったサラダはボリュームもあっておいしい!
大皿からのシェアは気が楽です。食べたい分だけを取ることができます。
豚肉は、見た目は何てことないのですが噛むと味があっておいしかったため、結構食べてしまいました。
メインはビーフステーキかシーフードからの選択です。
▲大きなビーフステーキ
▲シーフードプロシェット
ビーフステーキは、グリルでしっかり焼きつけて粗い岩塩をふったものです。柔かい肉ではなく、噛みしめるほどに味わいのある肉でした。300g前後はあったと思うので、よく噛んで食べるとお腹が一杯になりました。
シーフードプロシェットは、海老と白身魚を串に打って焼いたものです。少し食べさせてもらったところ、ほどよく塩と香草を使ったシンプルな味付でおいしい!日本人の口に合う味で、胃袋に合う量でした。
スペインの食事
スペインの食事は、他のヨーロッパの国と同様に量が多く、田舎の地方ほどさらに増える傾向にありましたが、私は全体的にとてもおいしいと思いました。
ただ、生ハムとチーズなどのオードブルから始まり、パンやサラダ、ワイン(またはビール)、メイン1、メイン2、デザートと続くと、一食は食べられても次が続きません。
ツアーでも昼食は14時半から、夕食は20時半からというのが普通ですが、昼にフルコースを食べると夜までにお腹は空きません。今回のように肉か魚を選べる場合、昼なら魚にしておくのもよいと思います。
かといって朝を軽くすると、昼食までは長いのでお腹が空きますので、昼か夜のどちらかを軽く済ませるか、いっそ一食抜いてしまうのもおすすめで、そうすると次の食事がおいしくなること請け合いです。
さて、次は世界遺産、アルハンブラ宮殿の見学に向かいます。