▲「天空の町」といわれるモトブン
モトブン(Motovun)はこんな場所
クロアチア北西部のイストラ半島は、美食で知られる高級リゾート地として人気の場所です。
モトブンの町は、イストラ半島の美しい森に囲まれた小高い丘の上にあるため、霧が発生すると、もやの中から中世の町が見え隠れする幻想的な景観を生み出すため、「天空の城ラピュタ」のモデルになったとも言われます。
そんなモトブンの魅力は、何と言ってもトリュフの産地であるという点で、辺りの森では、黒トリュフだけでなく貴重な白トリュフも採れるそうです。
▲丘の上にあるモトブン
▲「天空の町」モトブン
モトブンへの行き方
モトブンへは、ザグレブから車で3~4時間ほどかかります。
町の標高は300m足らずなので、さほどの高さではありませんが、町の中心部は道も狭いため、小型車はともかくバスは入れません。
そのため、バスを途中で降りて、しばらく坂道を歩いて登ることになります。
両側に建物の建つ石畳の坂道を上がっていくと、次第に周囲が開けて、イストラ半島の豊かな森が目に入るようになります。
▲丘の上のレストラン
丘の上から見渡す、トリュフの森
坂を登って丘のてっぺんまで行くと、城壁の上から遠くまで見渡すことができます。
この美しい森こそがトリュフの森で、黒トリュフの他、貴重な白トリュフが採れるそうです。
モトブンのレストランでは、もちろんこのトリュフを楽しむことができます。
美しい森を見下ろして寛げるレストランは、気持ち良さそうです。
▲眼下に見下ろす「トリュフの森」
▲モトブンのトリュフ
Hotel Kastelのレストランで、トリュフを使ったランチ
モトブンで唯一のホテル、Hotel Kastelのレストランのランチをご紹介します。
ちなみに、Kastelはクロアチア語で「城(castle)」のことです。
「天空の町」と呼ばれるモトブンが「ラピュタ」のモチーフと言われ、唯一のホテルが「城」という名前なのはちょっと面白いです。
ここの料理はどれも丁寧につくられ、サービスも良いので、とてもおいしくいただけます。
動きのきびきびとしたスタッフが、温かいものを温かかくサーブしてくれました。
前菜の生ハムとチーズから始まり、大ぶりなサラダが続き、メインはローストポークにトリュフをスライスしてくれました。
料理が出始めたところで、トリュフそのものの匂いをかがせてもらいました。
トリュフの持つ独特の香りは、料理の味を引き立て、食卓を一層華やかにしてくれました。
▲前菜の生ハム、チーズ、ペーストとバゲット
▲トリュフを乗せたローストポーク
▲チョコボール(ラズベリーソースがけ、中には生クリームがたっぷり)
モトブンのお土産
途中の坂道には土産物屋が並んでいて、名産のトリュフやチーズなどを売っています。
お店に入ると、試食用のプレートが用意されていて、いろいろ味見ができました。
商品は安くはないですが、気に入ったものがあればお求めになるのもよいでしょう。
▲試食用に用意されたプレート
クロアチアの美食の地ともいわれるイストラ半島で、あなたも産地直送のトリュフを味わってみてください!
▲白トリュフをスライス!