こんにちは。旅先ではやっぱり食べ物が気になる黒崎です。
今回熊本に行ったので、気になったフルーツを買ってきました。
世界でも最大級の柑橘類と言われる、晩白柚(ばんぺいゆ)です。
▲一番右が晩白柚(ばんぺいゆ)
台湾から入って熊本の八代(やつしろ)で栽培されるようになったもので、ザボンの仲間だそうです。
特徴はなんと言ってもその大きさで、ギネスブックに認定された過去最大のものは、4.8キロもあったというから驚きです。
今回買ってきたものを、家にあった柑橘類と一緒に並べてみると、大きさの違いは歴然です。重さはきんかん19グラム、みかん114グラムに対して、晩白柚は1439グラム。晩白柚としてはそう大きくもないようですが、それでもみかんの12倍以上です!
▲左から、きんかんとみかんと晩白柚
説明書きによれば、晩白柚はまず床の間や玄関に置いて、しばらく観賞して楽しむのがいいそうです。そういえば熊本の民宿では数カ所に置かれていました。
非常にもちがよく、収穫してから常温で1ヶ月ほどして、いい香りがして柔らかくなったら食べ頃で、その頃には酸味が抜けておいしくなるそうです。
▲「宿坊あそ」の晩白柚
今回帰りに熊本空港で買ってきたものは、最初からある程度柔らかく、2、3日でいい香りがしてきたので、早速切って食べてみます。
ちなみにこの約1.5キロのもので、値段は1500円でした。
▲説明書き
買ってきた晩白柚には説明書きがついていて、頭とお尻の部分を落としたら切れ目を入れて皮をむき、夏みかんのように袋をむいて食べるとありました。
ただ、それでは食べづらいため、先に皮を切ってしまい、食べる部分を切り出す方式にしてみました。
頭とお尻を切ってみると、皮の部分が大分ありますが、お風呂に入れて晩白柚風呂にすることもできるし、オレンジピールのように、砂糖漬けにすることもできます。
大きいので、どちらも存在感がありそうです。
▲頭を落としているところ。結構皮は厚い
▲全体に皮を切ったところ
▲身を切り出したところ
大きな種も結構入っていましたが、これで食べられる形になりました!
▲大きな種が大量にある
▲カットした晩白柚
晩白柚の香りと味は八朔(はっさく)のようですが、もう少し果肉に弾力があって柔かいです。地元には「大味であまりおいしくない」と言っていた人もいますが、とってもおいしく、家族にも大好評だったので、重いのを持ち帰ったかいがありました。
甘さはすっきりしていて香りがよく、大きくてたっぷり食べられるので満足感があります。熟し方が足りないと酸味が残るようですので、いい香りがしてきて、少し柔かくなってから食べるのがおすすめです。
今回は熊本、大分、宮崎に行ってきたのですが、お土産の中で一番喜ばれたのがこの晩白柚でした。
そんなわけで、個人的に晩白柚はたいへんおすすめで、次はもっと大きいのを買ってこようと思いました!(黒崎)