【インド旅行記47】たった14年間しか使われなかった都 ファテプール・シクリ!
今回は、アグラからジャイプールへ向かう途中で立ち寄ることが出来るファテプール・シクリをご紹介します!
ファテプール・シクリは「勝利の都」という意味、世継ぎに恵まれなかったムガール帝国第3代皇帝のアクバルが、この地に住むイスラム教の聖者の予言で、後に第4代皇帝となる息子ジャハンギールを授かった事を記念して、約5年かけてここに都を築きました。
ここも赤砂岩が使われ、アクバルの意思によってイスラムとヒンドゥーの混合建築様式になっており、宮殿やモスクなどが広大な敷地に建てられています。
が、猛暑と慢性的な水不足で、わずか14年間しか使われませんでした・・・
1986年に世界文化遺産に登録されています。
▲ファテプール・シクリのディーワーネ・ハース
ジョダー・バーイー殿。ここは、アクバルとお妃の住まいだった所、ヒンドゥー様式の要素が強いそうです。
▲ジョダー・バーイー殿
ディーワーネ・ハース。アクバルの私的な謁見のための建物。
▲ディーワーネ・ハース
▲緑も多く、綺麗に手入れされていますね~!
▲壁の彫刻が細かい!
▲ディーワーネ・ハースの壁の彫刻
▲柱にもびっしり刻まれています。
▲ディーワーネ・ハースの柱
パンチ・マハール
五層式の建物は、ヒンドゥー語やサンスクリット語の5を意味するパンチという名がつけられています。この建物には壁がなく、遊戯や展望のために使われたと思われています。
余談ですが・・・ フルーツパンチ(フルーツポンチとも言いますね)のパンチも、ヒンドゥー語やサンスクリット語から付いたという説が有力らしいですよ~♪
▲五重塔みたいですね~
▲すっごい重厚な柱!
▲なんと柱の彫刻は全て異なるデザインになっているそうです!
▲繊細で美しい彫刻・・・
石造なのですが、木造のようにも見えるのがイスラムとヒンドゥー様式の混合建築の特徴だそうです。このような彫刻美を施した建物が、良い保存状態で残されているファテプール・シクリ、一見の価値ありです!
道中のチャイ屋さんでちょっと一服。
▲簡素な小屋の中で沸かしています。
▲こんな感じ~
どこからともなく、自転車をひいたお兄さん登場。も、もしやそのビニール袋の水は、このチャイに・・・!?
▲お兄さん、タイミング良過ぎ~!!
きっと井戸水だろうし、カップも小さいし、グツグツに沸騰させてるから大丈夫だろう と言い訳をしながら1杯飲みほしました~!
暑くて疲れた体には、このあま~いチャイが沁みるぅ! 私は胃腸が強いのか、インドでも他国でもお腹壊した事がありません(^^) 試してみたい方は体調や体と相談して下さいね・・・
▲気付くと、ヒマそうなインド人たちが集まってトランプに興じていました♪