【インド旅行記34】無料のチャイは、インド流のお・も・て・な・し♪

インド流のおもてなし♪

▲チャイはインド流のお・も・て・な・し

インドの旅で、必ずといっていいほど登場するのがチャイです!

チャイとはお茶のことで、世界の国々によって飲み方が異なりますが、インドではミルクティーのようにうんと甘くして飲むのが特徴です。

ちなみに、スパイスを加えたものは、マサラチャイと呼ばれます。
日本でも「ちょっと一休みしていってください」と言って、どのお家でもお客様にお茶を出す文化がありますね。

このインドバージョンがチャイで、お店に入るとよく無料で出してくれる、インド流のお・も・て・な・しです。

服屋さん・仏具屋さん・小物屋さんetc…どのお店に入っても、そして何も言わなくても、面白いように毎回チャイが出てきました。

チャイを注ぐおじさん

▲チャイを注ぐおじさん

コルカタのニューマーケットでショッピングをしていたときも、エキゾチックな柄に惹かれて服屋さんに入ると、お店の人がすぐにチャイを出してくれました。

飲みながら興味深く商品を見ていると、いつのまにか器がからっぽに。

それに気づくと、おかわりまで注いでくれました。

このサービスと、買ったズボンの安さから、私たちは次の日にこのお店をリピートし、店員さんともすっかり仲良くなりました。
ヴァラナシでは、ガンジス河を見た帰りに「喉に良いチャイがあるから飲んでいきなさい」と呼び止められ、言われるがままに待っていると、薬草の香りがプンプンするのものすごく熱いチャイが出てきました。

なるほど、確かに喉がスーッとします…。チャイにも種類があることを知りました。

チャイをつくるおじさん

▲チャイをつくるところ。鍋の中には薬草がたっぷり

どんなチャイに出会えるか、それは旅先でのお楽しみです♪

私が飲んだチャイは、コルカタのはただただ甘ったるく、ヴァラナシのは少し苦めでした。

そして、何といっても楽しみなのは、チャイを飲み終えた後の恒例行事!

器を地面に打ち付けて、思いっきりパリーンと割ります。

この器、実は使い捨てなのです!

 

日本ではこんなこと出来ないですし、意外にとっても楽しいです。

うまく割れる時もあれば、すこし欠けるだけの時もあって、まるで占いみたい。

赤土が素焼きされただけなので簡単に割れて、ちょっとしたストレス発散にもなります。

地面に捨てられた器は、人に踏まれたり雨に当たるうちに、再び土に還っていくそうです。

まさにエコですね☆

割られた素焼きの器

▲割られた器(この店にはカゴがあった)

街中で食べ物や飲み物を口に入れるのは抵抗もありますが、熱く沸かしたチャイならあまり心配いりません。

インドの暑さと騒がしさに疲れたら、チャイでほっと一息ついてみるのがおすすめです。

喉を潤し、ストレス発散までさせてくれる、インド流のおもてなしを体験してみてください♪

 


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