【インド旅行記29】洗練されたケララ料理に舌鼓!ブルントン・ボートヤードの食事
おいしいケララ料理を味わえる、ブルントン・ボートヤード
▲ブルントン・ボートヤードホテル
フォートコーチンにある豪華ホテル
ブルントン・ボートヤードホテルはケララ州コーチンの、フォートコーチンと呼ばれるエリアにあります。
見た目は古いのですが、わざわざクラシックなつくりにしているだけで、築15年ほどのホテルです。(2014年現在)
中庭を囲むようなつくりで、すぐ側を大きな船が通り、きれいなプールやお洒落な部屋を持つホテルですが、何と言ってもここで素晴らしかったのはおいしい食事です。南インドの料理はおいしいと聞いていましたが、想像以上においしい、洗練されたケララ料理に舌鼓を打つことができました。
▲ブルントン・ボートヤードの中庭
▲部屋。高いベッド
洗練されたケララ料理に舌鼓
▲シェフが好みを聞いてくれた
ケララの料理は油の使用量が少なく、魚介類の利用が多いので日本人の口に合うと聞きました。
インド人の知り合いも南のカレーはおいしいと言っていたので、今回食べられるのを楽しみにしていました。ここの料理はその期待を裏切らない、いやむしろ良い方へ裏切るものでした。
シェフが料理の辛さはどうするかと聞いてくれたので、南インドに着いたばかりの私達は「ミディアム」とお願いしました。スパイスの味わいは楽しみたいけれど、あまり辛いと厳しいし、体が慣れるまで無理は禁物です。
▲イカのソテー
ところが、そんな心配を忘れてしまうほどに、ブルントン・ボートヤードの料理は素晴らしいものでした。
最初はソテーしたイカの料理が出たのですが、これが何とも香り高くて柔らかな一品でした。
素材も新鮮なのでしょう。カレーリーフと呼ばれる葉と一緒に炒められたイカは、見た目から想像のつかないほどおいしく、この後他の場所でも同じものを食べましたが、ここで食べたものがダントツでした。
▲メイン料理
メインに進むと、エビのカレー、スパイスで味付けされた魚、米粉を麺のようにしたストリング・ホッパーなどが供されました。
油は全然しつこくなく、シェフが辛さを抑えてくれた上に、ココナッツを使っているため味わいがマイルドです。
また、スパイスが見事に味付けに使われていて、お皿が運ばれてくるたびに良い香りがして、洗練された味わいがありました。
出来上がった料理が並ぶビュッフェではちょっと味わえない感動です。
▲デザートも洗練
デザートも堪能しました。プリンに乗っているのはココナッツ、脇に添えられたソテーされたパイナップルなどはフレンチ風です。
後で知ったのですが、ここの料理はケララ料理にフレンチのテイストを取り入れてつくっているそうです。
料理の味わいは、写真や文章で伝えるのが難しいのですが、ここの料理は本当においしかったです。
今回は港町フォートコーチンを歩いてみる時間がなかったのですが、このブルントン・ボートヤードほどでないまでも、欧米の影響を受けたおいしいレストランやカフェがありそうです。
機会があれば、ぜひフォートコーチンを歩いてみたいと思いました。