インド旅行体験記13 仏教四大聖地のひとつ、お釈迦様が初めて説法を行ったサルナートで巨大なストゥーパを見る
釈迦が最初の説法を行った、サルナート
お釈迦様が最初に説法を行ったのはここサルナートで、相手は鹿だったと言われます(手塚治虫氏の「ブッダ」でもそうなっていました)。
このサルナートは鹿野苑(ろくやおん)と漢訳され、かつては鹿がたくさんいたとされています。
お釈迦様が生まれたルンビニ、悟りをひらいたブッダガヤ、説法を行ったこのサルナート、涅槃に入ったクシナガルが仏教の四大聖地と呼ばれます。
歩いていくとストゥーパが見えてきました。
かなりの大きさです。
ストゥーパのある場所は公園になっており、他にも遺跡があるそうですが、スケジュールの関係で、今回は金網のこちらから見るだけです。
この「ダメーク・ストゥーパ」の高さは約43mもあり、6世紀につくられたといいます。
ストゥーパという言葉は仏教が日本に伝わった際には卒塔婆(そとば)といわれるようになり、墓石の横に立てる木の板の名となりました。
同じ場所にいたインド人の一般人ですが、お子さんの目がただ者ではなかったので…。
すさまじいばかりの目ヂカラです。
きっと名のあるお坊さんか、立派な歌舞伎役者になるでしょう。
サルナートにある博物館はなかなかの見ごたえ
その後はバスに乗って博物館へ。荷物は持ち込めない(収蔵品の盗難防止)ので、貴重品以外はバスに残していきます。
発掘された仏像が展示されており、何点かは中国の展示会で不在でした。博物館はエアコンが効き、きれいなトイレもあるので立ち寄ると人心地がつくでしょう。
博物館の周囲には土産物の屋台が並び、売り子が熱心に言い寄ってきました。
「カワナイ?」「ホシイ?」、いらないと言うと、「アトデ?」。
バスに乗り込むまで決してあきらめません。
この時の気温38度、湿度35%。気温は高いものの、この時期の北インドは乾燥してカラッとしているので、日本の真夏に比べれば楽なものです。
さあ、サルナートを離れてバラナシのホテルを視察にいきます!