スリランカってこんな国
多民族国家のスリランカは宗教もいろいろ
スリランカを訪ねてちょっと不思議に思うのは、いろんな民族が混在していることです。
たとえば、道の途中でヒンズーのお寺があったかと思えば、イスラムのモスクがあったり、そしてその隣に仏教のお寺があったり、教会があったり・・・
いったいこの国はどんな宗教なんだろう???そんな素朴な疑問がわき出てきます。
長い歴史の中で、いろいろな国からスリランカに住み付いた人たちがいるので、宗教もそれぞれ違っているんです。
スリランカ人の7割は仏教徒です
スリランカ人の約7割は仏教で、実はものすごく信仰の熱い仏教徒です。なぜなら、スリランカでは仏教徒でなければ大統領にはなれないという程、仏教の教えを柱としています。
但し、スリランカは古くから海外との交流があったために、海外から入った宗教が多く根付いており、西洋からやってきたキリスト教徒も多く、またイスラム教の人々やヒンズー教徒の人もいます。
ヒンズー教の多くはインドからやってきたもので、国の約1割はヒンズー教徒です。
結婚は同じ宗教同士で♪
宗教が違うと同じスリランカ人同士ても婚姻が出来ない場合もあるようです。
たとえば、結婚する際に二人の宗教が違う宗教の場合は厄介です。それでも、キリスト教と仏教の場合は、OKで結婚が出来るそうです。
ただし、キリスト教とイスラム教の場合はどんなに相思相愛の相手であってもNGなのだそうです。
日本では考えられない多民族国家の裏舞台ですが、スリランカを旅した際には、そんな様子もさまざまな場所で観ることができます。
スリランカはインドに近いので、国自体の色合いもインドと似ているのではないかと思われる方が多いですが、宗教も違いこの2つの国は全く印象が違うのが興味のあるところです。