【古代の仏教遺跡群を見られる】世界遺産ポロンナルワ

ポロンナルワ

世界遺産ポロンナルワはこんな場所

スリランカの古代仏教遺跡群

ポロンナルワは、10世紀から12世紀までシンハラ王朝の首都があった場所です。

仏教都市として繁栄を極め、全盛期にはタイやビルマなどからも僧たちが訪れていたと言われています。

アヌラーダプラに次ぐ、スリランカ史上第二の古代都市となるこの地は自然の地形を活かして、宮殿、寺院の跡や仏像が今も充分に残されています。

最高傑作の仏像群・ガル・ヴィハーラ

ポロンナルワにある仏像の中でも巨大な一枚岩に刻まれた「ガル・ウィハーラ」は最高傑作とされています。
仏像は4つあり<2つの座像><立像><涅槃像>に分かれています。
一つ目の座像は、精神集中して瞑想にふける表情が現れています。高さは4、6m。
ガル・ヴィハーラの大仏
▲ガル・ヴィハーラの坐像
二つ目の座像は、洞窟の内部に収まり、ヒンドゥー神像に囲まれています。大きさは一つ目の仏像より小さめで高さは1、4mです。
三つ目の立像は、悟りを開いた仏陀の姿を表しています。目元や胸の上で腕を組む姿から、仏陀の深い情けが伝わってくるようです。高さは約7mあります。
ガル・ヴィハーラの大仏
▲高さ7mの立像
四つ目の涅槃像は、流線形のなだらかな姿態に穏やかさが表現されています。長さは14m。
ガル・ヴィハーラの大仏
▲ガル・ヴィハーラの涅槃像

顔のない巨大仏像のある、ランカティラカ

「ランカティラカ」は13世紀にパラークラマ・バーフ3世によって建てられた寺院です。
寺院の高さは17mと巨大で、寺院の奥には仏像があり、頭は取れているにも関わらず、高さが13mもあります。
ランカティラカ
▲ランカディラカの顔のない仏像

仏教遺跡の中心地・クワドラングル

「クワドラングル」とは四辺形という意味で、城壁に囲まれた中に11の建築物が集まっている場所です。
シンハラ王朝時代に仏歯を納めていたお寺があった場所で、当時の仏教の中心地にと言われています。
クワドラングル
▲クワドラングル(四辺形という割にはなぜか丸い)

ポロンナルワを観光するには

ポロンナルワの遺跡群は広範囲にわたるので、ポイントをおさえて効率よく見学するのがおすすめです。
それぞれの遺跡の中に入る事が出来ますが、神聖な場所なので、遺跡に入る前には靴を脱ぎ、(靴下は履いていても良いようです)帽子を着用している場合には帽子も取って観光します。