ポイントを押さえて快適なご旅行を!スリランカで体調管理をするためのコツ

豪華な朝食ビュッフェ

▲ホテルの豪華な朝食ビュッフェ

スリランカでは「食べ過ぎ」と「冷え過ぎ」にご注意を

スリランカ旅行で体調をうまく管理しようと思ったら、まずは食事と服装に注意するといいでしょう。 ごく簡単な内容ですが、2つのポイントについてご案内します。

体調管理のポイント①食事

おいしそうなパン

朝食に供された温かいパン。さすがに全部食べたら食べ過ぎ

スリランカの料理と言えばカレーだと思われがちですが、実際はそうでもありません。西洋料理の他にも中華料理やシーフード、特にコロンボでは食事の選択肢が非常に多いと思えます。

ビュッフェにはシンプルな野菜料理もあり、サラダやフルーツを口にしても食べ過ぎなければお腹を壊す心配はないでしょう。カレーはインドのものと違ってあまり油を使わず、使っても植物性のもの(ココナツオイル)なので軽い仕上がりで、サラサラのカレーはスリランカのパラパラとしたお米によく合います。また、観光客が行くようなレストランでは辛さを抑えてあり、日本で食べるカレーより辛くないほどです。朝食時に食べるエッグホッパーは日本人の口にも合います。また、どこへ言っても白いご飯があることはありがたいことです。また、カードと呼ばれる水牛のヨーグルトに、キトゥルハニーという蜜をかけて食べると、お腹の調子を整えられるでしょう。

辛くないカレーも様子を見ながら

カレービュッフェ口にしてみて辛くないカレーでも、スパイスはたっぷり入っています。唐辛子(チリ)以外のスパイスは辛くないため、どんなに使っても辛くはなりません。そのため油断して食べ過ぎ、普段食べつけないスパイスで胃腸に負担がかかる場合があります。

また、ココナツサンボル(ココナツの実を削ってチリを混ぜたもの)がある場合は自分で辛さを調節できます。徐々に体を慣らしていきましょう。

スパイスには胃腸の働きを高めてくれるものもありますが、効果が強いとバランスを崩してしまうわけですね。スパイスでお腹を壊すとしばらく尾を引き、一度回復したと思っても少量のスパイスに反応してまた元通りになってしまいます。長いフライトでじっとしたまま機内食を2回、翌朝はホテルの豪華ビュッフェ、そこにスパイスが投入されると思った以上に負担がかかります。おいしいものがたくさんのスリランカですが、旅の前半の食べすぎには特にご注意ください。

車に乗っての移動が続くツアーは運動不足にもなります。今回私もそうしましたが、お腹が減らなければごく簡単に食事を済ませるか、時には一食抜いて調子を整えるのが良いと思います。

体調管理のポイント② 服装

高原の涼しさにご注意

こんな場所でくつろぐ時には温かい服装を..

スリランカは常夏の国で、年間を通じてあまり気温の変化がありません。ただ、他のアジア諸国と同様に冷房が効きすぎる場合があります。何か軽く羽織れるものを用意するのは基本です。

また、標高500mほどのキャンディでもいくらか気温は下がり、丘の上にあるホテルでは朝晩がかなり涼しくなります。もっと標高の高いヌワラエリヤに行けば長袖や上着を着るのでしょうけれど、油断して薄着のままで過ごしたキャンディで体調を崩す例があります。

それから、インターネットのWiFiが部屋ではつながらず、ホテルのロビーだけでつながることが多いため、寒いロビーでじっとしていて体を冷やすこともあるようです。常夏の国とはいえ、涼しい場所や時間帯は薄手でよいので何か羽織るようにしましょう。

 

食べ物といえば「カレーばかり」というイメージがある暑い国で、意外にも体調を崩す理由はおいしいものの食べ過ぎと冷え過ぎです。

この点に気を付けて、快適なスリランカ旅行をお楽しみください。