「ドラゴンボールのカリン塔が実在!」と噂のアンブルワワ寺院(タワー)を、実際に登ってみた♪

アンブルワワ寺院にある塔

▲カリン塔に似てる?

「ドラゴンボールに出てくるカリン塔がスリランカに実在した!」という噂をご存じでしょうか?

カリン塔といえば、悟空が修行のために登った天まで届くような塔で、形が似ていて実際に登れる塔がスリランカにあるんです。

似てる気もするけどちょっと違う、でもこんなのがスリランカにあったなんてスゴク気になるので、行って登ってみました!

アンブルワワ寺院って、そもそも何?

巷ではアンブルワワタワーと呼ばれたり、アンブルワワ寺院と呼ばれたりしていますね。

塔自体はアンブルワワタワーでよいのですが、施設全体を指すならアンブルワワ寺院が正解のようです。

というのも、同じ敷地に小さな仏教寺院、教会、イスラム寺院、ヒンドゥー寺院があり、大きな塔と合わせてアンブルワワ寺院と呼ばれるためです。

アンブルワワ寺院

▲アンブルワワ寺院の入口付近。中央に大きな塔がある

アンブルワワ寺院にあるモスクや教会

▲中央の塔のまわりには、小さなモスクや教会がある

アンブルワワのヒンドゥー教寺院

▲ヒンドゥー教寺院もある

中央のタワーは寺院ではなく、様々な人が異なる信仰を持って暮らすスリランカを表した、モニュメントのようなものらしいです。

もとは一般人の立ち入りが出来なかったようですが、2007年に一般開放されました。

 

アンブルワワ寺院(タワー)の場所は?どこにあるの?

アンブルワワ寺院は、キャンディの少し南、ガンポラ(GAMPORA)という町にあり、専用車があれば行けます(列車で行くこともできますが、時間と手間が大変です)。

ガンポラの町は一般的な観光ルートから外れた場所にあり、アンブルワワはそのまた外れの山の上にありますが、空港のあるネゴンボから車で3時間ほどで行けます。

普通のツアーにはまず入っていませんがご手配できますので、行ってみたい方はご相談下さい。

ガンポラの町(案外大きい)

▲ガンポラの町

山の上にアンブルワワ寺院が見える

▲山の上にアンブルワワ寺院が見える

 

アンブルワワタワーの高さはどれくらい?

実はアンブルワワワターは、細長い搭の部分だけでなく、コーンに入った細いアイスクリームのような形をしています。

細くなった塔の部分は約48m、下の太い部分を入れても約110mなのですが、登って体感する高さはそんなものではありません。

アンブルワワ寺院は山の上にあり、このタワーは標高約1000mの高さに建っているためです。

アンブルワワ寺院

▲塔の上から下までは、約110m

アンブルワワ寺院にある小さな塔

▲半分くらい登って見える風景

山のふもとの標高が500~600m程度なので、目を向ける方向によっては最大600mもの落差が眼下に広がります!

それはもう絶景なのですが、塔に登る前から本能レベルで怖さを感じられる高さです。

アンブルワワのほぼてっぺん

▲かなり上の方から見える風景(最大落差600m!)

 

アンブルワワの登り方。安全に登る方法は?

半分くらいまでは、コーンの中の階段を登って行くため全然怖くありません。

また、意外に近代的なつくりを目にすると、「強度は十分にありそうだ!」と安心することができます。

意外に近代的な、アンブルワワの内部

▲意外に近代的な、アンブルワワ寺院の内部

コーンの部分を登り終えると、外に出てグルグル回りながら登ることになります。

中にも階段があってもう少し登れますが、狭いのでかえって登りにくいかもしれません。

あと、外階段に出る場所も、なぜかものすごく狭いです。

アンブルワワに登るところ

▲リュックを下ろさないと出られなかった

アンブルワワタワー

▲あとはひたすら、いびつな螺旋階段を登る

塔の上から下を見たところ

▲上から見下ろしたところ

登るとだんだん塔が細くなるため、通路がどんどん狭くなります。また、塔の形はちょっといびつで、場所によって幅が違ったりします。

手すりが低いので腰を落としたくなりますが、狭くてしゃがめない場所もあり、最も狭い場所ではすれ違いがほぼ不可能です。

 

でも、設計上、安全に配慮されている部分もちゃんとあります。

まず、塔の側にも時々鉄製のホールドがあって、つかまると体を安定させられます。

それから、塔の中にスペースが用意されているため、狭くてもすれ違いが可能となっています。

アンブルワワ 階段

▲アンブルワワ寺院の狭い階段

アンブルワワタワーにある退避場所

▲アンブルワワタワーにある退避場所

すれ違い用のスペースは、塔を一周か二週するごとにあるので、すれ違いは何とかなります。

塔の上の方に行くと、塔が細くなるのでこのスペースもだんだん狭くなるのですが、それでも2人か3人は入れます。

また、怖くてどうしようもない時には、いったん心を落ち着けるための場所としても活用できます。

外から見ると、「一体どうやってすれ違いをするんだろう」と思えますが、案外しっかり考えてつくられているんです。

 

塔の頂上はどうなってるの?

多くの方が気になっているところだと思いますので、ありのままをご紹介します。

(ご自身の目で確認したい方は、この先を読まないでください!)

結論から言うと、残念ながら頂上までは登ることはできません

危険すぎるためか、人が頂上に集まらないようにするためか、あと一周でゴールというあたりまで行くと、鉄の板と鉄の棒がやや雑な感じで置かれていて、それ以上登ることが出来ませんでした。

アンブルワワ寺院の最上部

▲やや雑な感じで行き止まり

「すぐ上が頂上」という場所まで行けるので、見上げると頂上が見えるのですが、特別なものがあるというわけではなさそうです。

カリン様も見当たらないし、修行できるほどのスペースはなさそうです。

アンブルワワ寺院の登れる限界

▲頂上はすぐそこだけど、登れる限界

その場所で自撮りをすると、こんな写真になります。

太陽が眩しいせいもあるけど、ちょっと笑顔が引きつっていますね。自撮り棒にカメラを固定してはいますが、塔の外に出す時はちょっと緊張します。

アンブルワワの頂上付近にて

▲アンブルワワの頂上(行き止まり部分)にて

 

登った時の怖さはどれくらい!

実際に登ってみるのが一番ですが、ひとまず「すごく怖い」とお伝えしておきます。

塔を登り始めると、久しぶりに腰が引けて足がすくむ感覚を味わいました。きっと本能が、「危ない戻れ」「ここは危険だ」と知らせているのでしょう。

でもその本能のささやきを、「落ちなければどうということはない!」と意思の力で押さえつけると、登ることができます。

怖いけど、絶景でもある

▲怖いけど、絶景でもある

同じスリランカで比べると、シーギリヤロックが怖い方は登らない方がいいと思います(多分怖くて登れません)。

シーギリヤロックは、高さ200mありますが平地にあり、怖いのは外階段の一部だけです。でもアンブルワワは、高さ110mですが標高1000mの高さにあって、細い塔の狭い階段を登っていくためです。

もろに風を受けますし、手すりが低く、上に行くほど狭いため、気をつけないと実際に危険でもあります。

小さなお子様は登らない方がいいでしょうし、雨の日は登らない方がいいでしょう。それから、スマホやカメラを落とさないよう注意が必要です。

下を見ると怖い

▲高い位置から下をのぞいた様子(かなり恐怖を感じる)

 

安全に登るためのポイント♪

リュックは手で持つか、ガイドさんに持ってもらう!

普通、足場の悪い場所では、荷物は背負った方が手が自由になるので安全です。

ですがアンブルワワでは、荷物は背負わず、手に持って低い位置に持つのがおすすめです。

上の方は手すりが低いので、安全のために(というか怖いので)腰を落としたいのですが、階段が狭くて体を横にしないとしゃがめません。

上の方の階段はかなり狭い

▲上の方の階段はかなり狭い!

でもリュックを背負って背中を塔に向けると、荷物が塔に当たって手すりの外に体が出る形になりますし、リュックを外側にすると、重心が塔の外に出てしまい危険です。

塔には手すりの他にも時々つかまれる場所があるので、本当は手を空けておくのが良いのですが、荷物を手に持って下の方に下げると、重心が下がってあまり怖くなくなります。

でも写真も撮りたいから、カメラやスマホなどを手に持つことになりますよね。

ですから一番いいのは、ガイドさんに荷物を預かってもらうことです。

身軽になって、狭い場所でもスムーズに登ることができるでしょう。

 

上まで登らなくても大丈夫。アンブルワワ寺院の楽しみ方♪

ここまで読んで「私には登れそうもないから行くのはやめよう」と思われた方も、あきらめる必要はありません。

アンブルワワ寺院は、塔のてっぺんまで登らなくても楽しむことができます。

まず、スリーウィーラーで登って行くのが楽しいです。

200ccくらいのエンジンなので、ドライバーの他に3人乗ると坂の急な場所は登れませんが、小さな乗り物で山道を登って行く(10~15分くらい)のは、童心に帰って楽しめます。

アンブルワワに登るスリーウィーラー

▲アンブルワワに登るスリーウィーラー

また、無理して中央の高い搭に登らなくても、敷地内の小さな塔に登れば楽しめます。

こちらは全然高くないので怖くなく、ドローンまで使って撮影しなくても、この塔に登るときれいな写真を撮ることができます。

それに、何と言っても1000mの山の上ですので、塔に登らなくても十分に絶景を楽しむことができます!

この小さな塔が、写真撮影におすすめ

▲この小さな塔が、写真撮影におすすめ

アンブルワワタワー

▲タワーの部分をきれいに撮れる

 

カリン様には会えた?修行の成果は?

残念ながらカリン様には会えなかったのですが、実は修行の成果はすぐに実感することができました。

高所に対する適応です。

登り始めから怖く、塔が細くなるに従い恐怖心が高まるのですが、降り始めると高さがほとんど気にならないくらいに慣れていることに気づきました。

大分慣れた

▲大分慣れた

荷物を下ろして手に持ったのも大きいとは思いますが、人間の適応力とは大したものですね。

気がつけば最上部から少し降りたところで、落ち着いてカメラやスマホを操作できるようになっていました。

慣れても危ないのは同じなので注意が必要ですが、登る時に恐怖心を覚えたのが嘘のように、降りる時にはリラックスできたのでした。

アンブルワワの高さに慣れたところ

▲修行の成果。大分高さに慣れたところ

アンブルワワの取っ手

▲でも手はしっかり取っ手を握っている

 

安全に気をつけて、写真を撮って遊ぼう!

個人的にはドラゴンボールのカリン塔より、むしろドラゴンクエストに出てきそうな塔だと思いました。

さすがに、RPGの冒険者のコスプレをして登っている人はいませんでしたが、もしそんな写真を撮ったらインスタ等で話題になるかもしれませんね!

でもそこまでしなくても、いろいろな場所で写真を撮って楽しむことができます。

もともと高い場所に建っているので、塔の上の方で撮らなくても十分に「高さ」や「雄大さ」が伝わります。

無理をして、狭くて危ない場所で撮らず、広くて安全な場所で写真を撮りましょう!

アンブルワワタワーを登る

▲アンブルワワの、上の方で撮った写真

アンブルワワで写真を撮ろう

▲アンブルワワの、下の方で撮った写真

最後にこれは、周囲360度を撮影したものです。

勝手に風景が回っていますが、ご自身で動かしたり拡大したりすることも出来るので試してみて下さい!

▲周囲360度を撮影してみたもの

 

というわけで、登るのは怖いし注意も必要ですが、アンブルワワ寺院はとてもおすすめの場所です。

インスタグラムでは見た目のインパクトが話題になっていますが、実際に訪れても楽しく、やや標高の高い場所にあるので涼しく、登っても汗をかかないのもいい点です。

カメラなどの物を落とすのと、ご自身が落ちるのにだけは注意して、ぜひ楽しんでみて下さい!

 

アンブルワワ寺院を含んだツアーはこちら!

 

ITBLK807 ここはスリランカ?それともインド?最北の街ジャフナと、天空の塔アンブルワワ!

「とにかくアンブルワワにだけは行きたい」、という方もお問い合わせください!