【スリランカ旅行記121】「見ざる、言わざる、聞かざる、開けざる!」ヘリタンス・カンダラマで快適に過ごすための4つのルール
▲カンダラマの朝
こんにちは。動物を見るのは好きですが、できればある程度の距離を保ちたい黒崎です。
今回は、ヘリタンス・カンダラマの部屋にあるバルコニーについてです。
景色がいいと、つい出てみたくなりますが、おすすめできません。
というより絶対ダメで、カギのカギまで閉めておく必要があります。
その理由をご紹介します。
決して窓を開けてはいけない理由
朝起きると、まだ少し暗い中にカンダラマ湖が見え、その向こうにはシギリヤ・ロックも見えました。
夜は明けているのですが、太陽は山の向こうから顔を出していません。
バルコニーに出て、朝の空気で深呼吸、といきたいところですが、ヘリタンス・カンダラマでは、決して窓を開けてはいけないんです。
その理由は2つあって、一つは猿、もう一つは虫です。
▲窓はカギもしっかり締めよう
窓ガラスの注意書き
窓を見ると、ガラスにちゃんと注意書きがあります。
「僕たちに食事を与えないで!」
「とっても厄介なことになるよ!」
「窓を開けると虫が入ります!」
そしてなぜか、「見ざる、言わざる、聞かざる」の絵があります。
(説明の文章とはあまり関係ありません)
でも、ここで求められているのは一つだけです。
窓をしっかり、カギのカギまで締めて、決して開けないこと。
(ロックしておかないと、猿は外から開けることがあります)
こうしておけば問題ありません。
▲見ざる、言わざる、聞かざる(絵と文章はあまり関係ない)
バルコニーは猿の遊び場
少しするとバルコニーに猿がやってきて、注意書きの意味が分かりました。
写真を撮っていると窓越しに目が合ったりしますが、気にせず観察してみました。
ぶら下がったり毛づくろいをしたり、自分の尻尾で遊んでみたり、完全に自分たちの場所と思っているようです。
▲我がもの顔で過ごす猿たち
食べ物などあげる必要もなく、窓の外に落ちている虫の死骸を拾って食べていました。
▲虫を食べる猿
動きは素早くて、窓など開けたら大変なことになると想像がつきます。
部屋にはフルーツバスケットがあったりしますが、間違ってもあげようなどと思ってはいけません。
見ている分には愛嬌もあるので、バルコニーの利用は猿たちに譲って、部屋から眺めて楽しみましょう。
▲フルーツは自分で食べよう
猿たちはすっかりリラックスしていて、ボーッと湖を眺める猿、尻尾で遊ぶ子猿など、過ごし方は様々です。
▲湖を見つめる猿
▲自分の尻尾を見つめる子猿
▲こちらを見つめる猿
ハダカのつき合いもできる
ちなみに、バスタブの横に大きな窓のある部屋では、お風呂に入っていると猿と目が合ったりします(写真はデラックスルーム)。
慣れないと少し恥ずかしい気がしますが、考えてみれば向こうもハダカです。
変に恥ずかしがる必要はないので、あまり気にせず、ハダカのつき合いをしてみるのもいいかもしれませんね。
▲お風呂ではハダカのつき合いも
バルコニーの様子をしばらく眺めていると、猿たちはどこかに移動していきました。
「見ざる、言わざる、聞かざる、開けざる」
実際は窓を開けないだけですが、ルールを守って快適に過ごしましょう。
さて、それでは私も朝食を食べにいこうと思います。
▲去る猿